Apple M5 Ultra Mac Studio、最大768GB対応で2026年内投入検討。ただし価格は300万円近くに?

Apple M5 Ultra Mac Studio、最大768GB対応で2026年内投入検討。ただし価格は300万円近くに?

AppleはM5 Ultraを搭載する次期Mac Studioを投入予定と言われていますが、Bloombergによると同製品は最大768GBのユニファイドメモリをサポートする方向でテストを進めていることが明らかになりました。ただし、Appleは2026年内の投入を計画していますが、深刻化するDRAM供給制約により、最大容量での搭載可否や具体的なスケジュールは不確定の状態が続いています。

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M5 Ultra Mac Studioが2026年内投入予定。768GBユニファイドメモリのテスト中

Mac Studioは2025年3月の更新以降アップデートされておらず、当初は2026年前半に新型が登場するとみられていましたが、Appleはメモリチップの供給不足と価格上昇を理由に投入を延期しています。Bloombergは2026年10月頃の登場を予想していますが、現行のM3 Ultra Mac Studioの納期がすでに10月までずれ込んでおり、新型の投入時期が想定通りに進むかは見通しが立っていません。

M5 UltraチップはCPU約36コア、GPU 80コアを備える見通しで、M3 Ultra(最大32コアCPU、80コアGPU)からはCPUコアが4コア増える程度の変更となります。一方、ユニファイドメモリは最大768GBまでテストされており、現行M3 Ultraで提供されていた512GB構成からさらに50%増となる規模です。ただしAppleは、DRAM供給制約から最大容量の768GBでの出荷が実現できるのかは見通しが立てられていないようです。

DRAM危機を反映した値上げ。768GB搭載なら240万円超に

新型Mac Studioに先立ち、Appleは6月25日付でMac、iPad、HomePod、Apple TV、Vision Proを米国・日本を含む全世界で一斉に値上げしました。米国ではM3 Ultra・96GBモデルが3,999ドルから5,299ドルへ約32.5%値上げされました。日本でも同じM3 Ultra・96GBモデルが668,800円から899,800円へ約34.5%値上げされています。一方、M4 Max・36GBの最小構成も328,800円から419,800円へ約27.7%値上げされました。

Tim Cook氏も6月17日のインタビューで部品コスト上昇を理由に値上げが避けられないと発言しており、メモリとストレージ高騰がAppleの利益吸収力でも対応しきれない水準に達したことを示しています。

DRAM契約価格は2026年第1四半期に前期比約100%、第2四半期にさらに約30%上昇しており、サムスンの契約価格は2025年比で約2.6倍の水準に達しています。AMDもDDR5価格の正常化には約2年かかると見ている状況で、Appleの値上げはこの長期化トレンドを反映したものといえます。そのため、仮にM5 Ultra Mac Studioで768GB構成が提供される場合、価格は大幅な引き上げが予想されます。

M3 Ultraでは、96GBから512GBへの増量に4,000ドルが必要でした。512GBは96GB比で+416GB、768GBは96GB比で+672GBとなるため、旧価格を容量比例で延長すると、768GB化の追加額は約6,460ドルです。さらに2026年3月に96GB→256GBのアップグレード料金が1,600ドルから2,000ドルへ25%引き上げられたことを反映すると、追加額は約8,100ドル規模になります。

改定後のM3 Ultra/96GBベース価格5,299ドルにこれを加えると、メモリだけで約13,400ドルに達します。M5 Ultraの上位チップ代、為替、日本向け税込価格を考慮すれば、768GB構成は日本円で200万円を超え、16TB SSDなどを含むフル構成では300万円規模に達する可能性があります。

Appleの調達力でも大容量メモリ構成の維持が難しく

Mac Studioの512GBメモリ構成は2026年3月に販売終了しており、5月時点では96GB構成までしか購入できない状態が続いていました。今回の6月25日の更新では36GBの最小構成が復活したものの、512GBオプションは戻ってきておらず、大容量メモリほど確保が難しい状況が継続しています。

Silicon Motion社長のWallace Kou氏は5月の時点で、メモリ価格高騰により調達力で優位に立つApple等の大手ブランドが市場シェアを伸ばす可能性があると指摘していましたが、そのAppleでさえ容量上限を引き下げざるを得ない状況に追い込まれている形です。

そのため、仮にM5 Ultra Mac Studioに768GBオプションが用意された場合でも、初回投入時点では限定的な供給であるほか、価格も想像以上に高値になる可能性があります。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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