AMD FSR 4 はソニーと共同開発していた模様。 FSR 3.1に比べて画質も大幅向上

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AMD FSR 4はソニーと共同開発していた模様。 FSR 3.1に比べて画質も大幅向上

AMDはRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 9070シリーズを3月6日に発売し、高いコストパフォーマンスを背景に久しぶりに高評価を得られたグラフィクスカードになっていますが、このRadeon RX 9070シリーズから対応するAMDの新しいアップスケーリング技術であるFSR 4についてソニーと共同で開発された技術であることが明らかになりました。

AMD Radeon公式Xが投稿した内容では、FSR 4についてソニーが2024年12月に発表したAMDとの共同プロジェクトである『Project Amethyst』の1つであり、FSR 4のアップスケーリングモデルはソニーと共同開発されたことを明らかにしています。

ここで挙げられている『Project Amethyst』はNVIDIAのDLSS 4以前で採用されていた畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の採用や、ゲーム向けにトレーニングされたCNNライブラリの構築などが挙げられていましたが、FSR 4は先代のFSR 3.1に対してアップスケーリング時の画質が大きく向上しており、共同プロジェクトの成果が着実に現れていると言えそうです。

実際にHardware Unboxedが行った比較では、FSR 3.1ではクオリティーモードでもかなりぼやけた画像になっていましたが、FSR 4ではネイティブ解像度に迫る画質を実現しているほか、アップスケーリング量が多いパフォーマンスモードではFSR 3.1は動いているオブジェクトにモザイクがかかっているような画質になっている一方で、FSR 4ではそのような違和感が一掃されるなどアップスケーリングの品質が大幅向上しています。

なお、Project Amethystに関してはPlayStation 5 ProやRDNA4など現行ハードウェアに留まらず、PlayStation 6 (PS6) やAMDの次世代GPUアーキテクチャーであるUDNAに向けて開発が進められているプロジェクトとも言え、今回のFSR 4は中間地点に過ぎないと見られています。そのため、今後登場するであろうPS6に搭載されるPSSRやRadeon向けのFSR 5ではさらにアップスケーリング画質の向上が期待できると言え、アップスケーリング技術で画質面、そして開発者へのサポートなどでリードしていたNVIDIAのDLSSにどこまで迫れるのか今後の動向に期待が集まります。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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