NVIDIAがエントリー向けGPUとして投入予定だったGeForce RTX 5050 9GBの発売を延期し、代わりにGeForce RTX 3060 12GBを2026年6月から生産再開する計画であることが明らかになりました。
RTX 5050 9GBは発売延期。RTX 3060 12GBが代替として登場
NVIDIAはRTX 5050のメモリ強化版となる9GBモデルを2026年のComputexタイミングに合わせて発表する計画とされていましたが、この投入は延期される見通しとなっています。最近ではRTX 5060 Ti 8GB版が供給過多で出荷停止となるなど、NVIDIAのGPUラインナップでは供給と製品構成の見直しが続いている状況です。
RTX 3060 12GBが2026年6月に生産再開
リーカーのMEGAsizeGPU氏によると、RTX 5050 9GBは延期により発売時期が不透明な状況となっており、代わりにNVIDIAはGeForce RTX 3060 12GBを2026年6月から生産再開させる見通しとのことです。
RTX 3060 12GBは2021年2月に発売されたAmpereアーキテクチャー採用のグラフィックスカードで、CUDAコア3584基と192-bitバス幅のGDDR6メモリ12GBを搭載します。以前はGDDR6の供給不足などを踏まえ、メモリ容量を縮小した128-bitバス幅の8GBモデルが復活する可能性も有力視されていました。しかし、最近のゲームではエントリー帯のGPUでもVRAM 8GBでは不足するケースが増えているため、NVIDIAは12GBモデルの再投入を選択したとみられています。
高価なRTX 5050の代替として期待されるRTX 3060 12GB
現在投入されているRTX 5050は最安値が4.8万円とエントリー向けにしては高価であるため、販売状況は振るわない状態です。そのため、RTX 3060 12GBなどより安価で競争力のあるグラフィックスカードの登場が消費者やAIBから求められている状況になっています。
なお、RTX 3060は5年前のGPUという点はネックとなるものの、12GBモデルはRTX 5060などの現行モデルを上回るメモリ容量とDLSS 3対応を備えています。そのため、安価であればBTO向けや自作PCのエントリー層の需要が期待できる製品と言え、販売減少で厳しい状況のAIBや量販店にとっても、エントリー帯での販売台数を確保できる重要な製品となりそうです。

