AMDのRadeon RX 9070 GREについて、これまで中国専売だった同モデルが日本含むグローバル市場へ展開される可能性が浮上しています。
Radeon RX 9070 GREのグローバル展開を示唆する動きが浮上
Radeon RX 9070 GREは2025年に中国市場限定で投入されたミドルレンジ向けGPUですが、今回、グローバル展開を示唆する複数の動きが確認されています。

Sapphireの「Radeon RX 9070 GRE PULSE」のパッケージ画像が公開されており、これまで中国市場向けで採用されていた中国語表記とは異なり、グローバル販売を見据えたとみられる英語表記でデザインされているとVideocardzが伝えています。
国内にも9070 Golden Rabbit Edition。
— 188号 (@momomo_us) May 26, 2026
加えて、momomo_us氏もRX 9070 GREが日本国内でも販売されることを示唆しており、6月2日から開催されるComputex 2026で全世界での販売が正式発表される可能性がありそうです。
なお、AMDは過去にもRadeon RX 7900 GREを中国およびOEM限定モデルとして投入した後、2024年2月にグローバル展開した経緯があり、今回のRX 9070 GREも同様の流れをたどると見られています。
スペックはNavi 48 XL搭載。12GB GDDR6で192-bitバス
Radeon RX 9070 GREのスペックは、Navi 48 XL GPUを採用し、ストリーミングプロセッサーは3,072基、コンピュートユニットは48基を搭載しています。メモリはGDDR6を12GB、192-bitバス幅で接続し、メモリ帯域幅は432GB/sとなっています。ブーストクロックはリファレンスで2,790MHzに設定されており、Sapphireのカスタムモデルではこれをさらに上回るファクトリーOCが適用される見通しです。
発売初期のベンチマークでは1440pではラスタライズ、レイトレーシング共にRTX 5070に対して約5%劣ることが明らかになっています。ただ、改めて全世界で発売された際に取られるベンチマークではドライバーの最適化度合も変わってきているため、RTX 5070との性能差はさらに縮まる可能性があります。
なお、Radeon RX 9070 GREはRX 9070の下位モデルとして位置付けられるため、国内での販売価格は7〜8万円前後となる見通しです。現在のRX 9000シリーズは全体的に値崩れしており、RX 9070 XTが8.9万円台、RX 9070が7.9万円、RX 9060 XT 16GBが5.3万円で購入できる状況ですが、これは一時的なセール価格と見られています。一方、競合のNVIDIA GeForce RTX 5070は最安値が9.5万円前後で高止まりしているため、仮にRX 9070 GREが7万円前後で投入された場合は価格競争力で大きく優位に立つことになり、1440pクラスのゲーミング用途を検討しているユーザーにとっては有力な選択肢となりそうです。

