Ryzen 7 5800X3DをWindows管理者アカウントで使うと性能が10%近く向上。Intelでは効果なし。

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Windows管理者アカウントでRyzen 7 5800X3Dの性能は10%近く向上へ。Intelでは効果なし。

最近発売されたAMDのRyzen 9000シリーズのレビューなどが行われる中でAMDは各レビューで明らかになっていた低すぎるゲーミング性能に対して、Windows(またはAMD製チップセットドライバー)のバグにより管理者アカウントを使わないと最大限のパフォーマンスが発揮できない事が明らかになり、Hardware Unboxedがゲーミング性能の再テストを行った結果、Ryzen 7 9700Xは非管理者アカウントに対して4%高い性能が得られる事が明らかになりました。

しかし、この傾向は先代のRyzen 7 7700Xでも2%ほど高いパフォーマンスが出るなどAMD製CPU全体に影響している可能性がありましたが、海外のRedditで管理者アカウントを使い、よりパフォーマンスへの影響が大きそうなRyzen 7 5800X3DやIntel製CPUで同様の検証が行われた結果が明らかになりました。

RedditでRyzen 7 5800X3Dを簡易的にテストしたユーザーによると、通常のユーザーアカウントと管理者アカウントを用いてCyberpunk 2077やRatchet & Clankなど5つのゲームをテストした結果、平均FPSはCyberpunk 2077は8.6%、Rachet & Clankは10%と大幅な増加を記録したほか、他のゲームでも数%のフレームレート向上などが見られているとのことです。また、1% Lowや最大フレームレートも増えるケースが多く、Ryzen 7 5800X3Dなど元々ゲーミング性能が高いCPUではより大きな影響が出る事が示唆される結果になっています。

Intel製CPUでも管理者アカウントを使う事での性能向上が期待されていましたが、Sebastian Castellanos氏がCore i7-14700KとGeForce RTX 4090を用いてテストしたところ、性能に違いは全くなかったようで現時点ではこの管理者アカウント使用によるパフォーマンス向上はAMD特有の問題である可能性が高いようです。

ちなみに、AMDとMicrosoftではこの問題に対して今後の対応策などは明らかにしていませんが、海外のインフルエンサーに取り上げられてしまっている他、AMD自身がパフォーマンスに影響していると明言しているため近い内にWindowsのアップデートまたはAMD製チップセットドライバーやAGESAのアップデートなどが行われる可能性がありそうです。

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AMDのRyzen 9000シリーズのレビューがきっかけで見つかったWindows管理者アカウント設定をするとパフォーマンスが上がる問題については結局、AMD製CPU固有の問題である可能性があるようですが、Ryzen 7 5800X3Dで10%近いパフォーマンス向上が見られるのであればRyzen 7 7800X3Dなどではより高いパフォーマンス向上が期待できる事になります。

こうなると既存のユーザーはアップデートだけで10%近いパフォーマンス向上が得られるなどCPUを買い替える理由がほとんどなくなるほか、他のCPUから乗り移るユーザーもわざわざRyzen 9000シリーズを買うより、Ryzen 7 7800X3Dを買ったほうが良い結果になってしまいそうです。(それかRyzen 9000X3Dを待つのもいいかも)

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