AMD Ryzen 7 7800X3D が品薄傾向に。世界各国で値上がりし始めている模様
AMDのRyzen 7 7800X3Dは、高いゲーミング性能から世界各国で人気のCPUです。2024年11月には後継モデルのRyzen 7 9800X3Dの発売も控えていると言われていますが、このRyzen 7 7800X3Dについて、後継モデルの登場に備えた動きなのか、世界各国で品薄や価格高騰などの動きが見られるようになってきているようです。
北米においては、Ryzen 7 7800X3Dの価格は8月時点でNeweggにて約$381で販売されていたとのことですが、9月には17%値上げの$449という大幅な値上げが記録されているようです。また、北米のAmazonではRyzen 7 7800X3Dの在庫がなくなっているなど、品薄を示唆する状況にもなっています。
幸い、日本では品薄にはなっていないものの、価格に関する動きは海外同様に値上がり傾向にあります。価格.comの価格推移を見ると、為替相場はPCパーツの値下げに寄与する円高傾向に進んでいるにもかかわらず、Ryzen 7 7800X3Dの価格は3月末に記録された45,000円から9月30日時点では66,500円と、わずか半年で約50%の値上げが記録されています。
この価格高騰の原因は明確になっていませんが、まもなく後継モデルにあたるRyzen 7 9800X3Dの発売が行われるため、AMDでは同CPUの供給を減らし始めている可能性があります。また、Ryzen 9000シリーズの性能が想定以上に低かったことから、Ryzen 9000シリーズに期待していたユーザーからの需要が高まったことなど、複数の要因により品薄と値上げが発生していると考えられます。ただ、まもなくRyzen 7 9800X3Dが発売されるのは確実で、価格も発売直後は高値で販売されると考えられるため、そこそこ高いゲーミング性能を持つCPUを検討している場合は、Ryzen 7 7800X3Dの購入を検討する一方で、最高性能を追求したい場合はRyzen 7 9800X3Dが発売されると言われている2024年11月まで購入を控えたほうが良さそうです。
Recent AMD Ryzen 7 7800X3D price action suggests stock is running low ahead of a possible 9800X3D launch | Tom’s Hardware
コメント