NVIDIA GeForce RTX 5090のベースクロックは2.9 GHzに設定。RTX 4090から30%向上
NVIDIAでは2024年秋ごろに次世代グラフィックスカードとしてBlackwellアーキテクチャーを搭載するGeForce RTX 5000シリーズの投入を予定しています。今回、同グラフィックスカードの中で最上位モデルになるGeForce RTX 5090の動作クロックに関するリーク情報が明らかにされています。
Chiphellに掲載された情報によると、GeForce RTX 5090については動作クロックが非常に高く設定される見込みとのことで、ベースクロックは2.9 GHzに設定されており、今後の最適化やAIBによるオーバークロックモデルの場合、3 GHzを超える可能性すらあるようです。現行のGeForce RTX 4090ではベースクロックは2235 MHzに設定されているため、RTX 5090ではベースクロックだけで30%向上しています。
今回の情報ではブースト時のクロックは明らかにされていませんが、RTX 4090と同じくベースクロックに対して13%高い設定であれば3.28 GHzに達する見通しで、動作クロックは今までのグラフィックスカードでは考えられないぐらい高められています。
GeForce RTX 5090ではGB202と呼ばれるGPUダイが搭載される予定で、現時点では最大24576基のCUDAコアを搭載すると言われています。ただ、歩留まりの関係から考えられる構成としては20,480基ぐらいが有効化されると見られており、仮にこのCUDAコア数で2.9 GHzで動作する場合は浮動小数点演算性能は118.8 TFLOPsになり、現行のRTX 4090の82.58 TFLOPsを1.44倍上回る計算になります。他にメモリーはGDDR7化されるため転送速度が向上するためゲーミング性能の大幅向上が期待できる一方で、RTX 4090以上に生成AI用途で使うのに最適なモデルになってしまっています。
NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズではプロセスの大幅微細化は行われておらず、現行のRTX 4000シリーズと同じ5nmプロセスの改良版が使われています。そのため、今までのモデルより高い動作クロックでも安定したパフォーマンスが出せるため、RTX 5090ではかなり高めの2.9 GHzがベースクロックとして設定されるようです。
なお、RTX 5000シリーズのミドルレンジモデル以下ではコア数があまり増えないと言われていますが、RTX 5090のように動作クロックを大幅に引き上げる可能性が高いため、パフォーマンス面では20~30%ぐらいの向上が見込めるかも知れません。
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https://www.chiphell.com/forum.php?mod=viewthread&tid=2618523&page=2#pid55293426
補足情報
NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズは2024年秋以降に発売が計画されているグラフィックカードで、GPUアーキテクチャーは新世代のBlackwell GPUが搭載される予定です。上位モデルのメモリーにはGDDR7が採用され、PCIe Gen 5.0に対応すると言われています。
製品ジャンル | メーカー | 製品名 | 発売予定時期 |
---|---|---|---|
GPU | NVIDIA | GeForce RTX 5000シリーズ | 2024年秋以降 |
コメント
コメント一覧 (2件)
Intel12世代から14世代に変わった程度の小手先マイナーチェンジにしか見えない
クロック上げてもそのゲームがそこまでのクロックを使えるかは別だしメモリの性能向上と言っても知れてそう
cudacore増分の働きはするだろうけど
クロック増える分はそのままゲーム性能上がるでしょw