Ryzen 7000対応エントリーマザボ『A620』の価格判明。日本円で約1万円

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AMDでは2023年4月前後にRyzen 7000シリーズに対応する廉価版のソケットAM5対応マザーボード、A620の投入を計画していますが、スロバキアのオンラインストアにて予約受付が開始され、販売価格が明らかになりました。

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Ryzen 7 7800X3Dに最適なAM5対応エントリーマザーボードの『A620』は日本円で約1.2万円前後で販売される可能性

MSI PRO A620M-E LGA 1700 1xHDMI 1xVGA | EDIS Computers Žilina, Bratislava

AMDのRyzen 7000シリーズに対応するマザーボードとして現在はX670とB650の2モデルを販売していますが、これらのモデルはPCIe Gen 5に標準で対応するなどコストを上げる要素が多く、ミドルレンジのB650は最安値が2万円前後、X670では3~4万円とかなり高めの価格になっています。そのため、AMDではRyzen 5 7600などCPU価格を抑えた商品を投入しているものの、売れ行きは好調とは言えず、Intel製CPUやAMDの旧世代CPUであるRyzen 5000シリーズにリードを許しています。

そのため、AMDではRyzen 7000シリーズに対応しつつも、マザーボード価格を大幅に抑えた『A620マザーボード』の投入を2023年4月に計画していますが、今回スロバキアの小売であるEdis ComputersにMSI製のA620マザーボード、MSI Pro A620M-Eマザーボードの予約が開始され、価格が明らかになっています。

Edis Computersに掲載されているMSI製のA620については製品写真は掲載されておらず各種機能などは不明です。ただ、価格は付加価値税(VAT)を除くと€72.96で掲載が行われています。

この価格は1ユーロ142円で換算すると、10,360円となり消費税や代理店手数料など諸々入れても1.2万円前後で日本では販売される可能性が高そうです。

今回MSI製マザーボードでA620の存在が確認されたのは初めての例ですが、既にASRockではVRMヒートシンクを非搭載のA620M-HDV/M.2の存在が確認されています。また、GIGABYTEについてはEECリストでA620M GAMING X AX、A620M GAMING X、A620M Cの3モデルの存在が確認され、ASUSではTUF Gamingシリーズから登場する事がBIOS情報から明らかになっています。

このA620マザーボードでは各モデルによって細かな点は異なる可能性がありますが、多くのモデルではPCIe Gen 4対応x16レーンを1つ、PCIe Gen 3対応x1を2つ程度搭載し、M.2についてはPCIe Gen 4対応スロットを1~2つ、PCIe Gen 3対応を1つで合計2~3つ程度搭載すると見られています。なお、A620自体はPCIe Gen 4を28レーン、PCIe Gen 3を8レーンまでサポートしています。

また、USB関係では2つのUSB 3.2 Gen1を、USB 2.0は最大6つまでサポートし、機能面ではCPUオーバークロックには非対応となるものの、メモリーオーバークロックには対応しておりEXPOプロファイルもサポートしています。そのため、AMD Ryzen 7 7800X3DなどTDPが低めのCPUであれば性能を存分に発揮する事が可能で、低価格なマザーボードと組み合わせる事でコストパフォーマンスが高い自作PCを構成する事が可能になると見られています。

A620の発表発売スケジュールについては発表は2023年3月中に行われる見通しで、販売開始は4月からになると見られています。AMDでは2023年4月6日からRyzen 7 7800X3Dの販売を開始しますが、早ければ同じタイミングでA620の発売が行われます。また、遅くても4月中には発売まで行われると見られています。


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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント一覧 (1件)

  • チェコスロバキアという国家は今は存在していません。丁度30年前に、チェコとスロバキアにそれぞれ分離独立しました。ちなみに自動車メーカーのシュコダがあるのがチェコ、アンチウイルスソフトのESETがあるのがスロバキアです。
    手間がかからないようであれば、記事を修正されたほうが宜しいかと思われます。

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