AMD Ryzen 8000 Strix Point APUの仕様判明。GPUは16コアのRDNA 3.5を搭載。CPUはZen5を4コアとZen5cを8コア搭載。

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AMDのノートPC向けAPU、Ryzen 8000 Strix Pointの仕様判明。GPUは16コアのRDNA 3.5、CPUは4+8cの合計12コア構成に

AMDでは2024年以降にZen5アーキテクチャーを採用したRyzen 8000シリーズCPUの投入を予定しています。このRyzen 8000シリーズではデスクトップ向けはGranite Ridgeと呼ばれ、ノートPC向けモデルはメインストリーム向けモデルがStrix Point、ハイエンドモデルがStrix Haloと呼ばれ主に内蔵GPUが大幅強化され、グラフィックス性能が現行のRyzen 7040シリーズよりも向上すると言われていますが、今回この中でノートPC向けメインストリームモデルであるStrix Pointについて、内蔵GPUやCPUの仕様の概要が明らかになりました。

中国のBilibiliで活動するGolden Pig Upgrade氏が明らかにした情報によると、AMDのStrix Pointはモノリシックダイを採用し、CPU側はCCXを2つ搭載し、片方はZen5を4コア、もう片方はZen5cを8コアで合計12コア24スレッド構成となります。キャッシュ容量としてはZen5側が16MB、Zen5c側が8MBで合計24MBのL3キャッシュを備え、各コア1MBのL2キャッシュである事を考えると、合計で36MBのキャッシュ容量を持つものと見られています。

内蔵GPUについてはRDNA 3.5アーキテクチャーを内蔵し、8WGP、Compute Unitとしては16基搭載する事になるようです。現行のRyzen 7040シリーズの中で最高の内蔵グラフィックスであるRadeon 780Mを内蔵するRyzen 9 7940HSではCompute Unitが12基であるため、Strix Pointではコア数が1.3倍に増える事になります。

このStrix Pointについて仮に動作クロックが現行と同じ2.9 GHzである場合、浮動小数点演算性能は12TFLOPsとなり、8.9TFLOPsのRadeon 780Mを1.3倍上回り、PlayStation 5の10.28 TFLOPsの約1.17倍、Xbox Series Xの12.15TFLOPsに迫る性能になると見られており、ノートPC向けとして非常に強力なグラフィックス性能を備える事になりそうです。

AMDではこのStrix Pointを2024年以降に投入しますが、ライバルのIntelも同時期にArrow LakeやLunar Lakeの投入を計画しており、これらのモデルも内蔵グラフィックス性能の強化を謳うと見られています。そのため、2024年以降に登場するStrix PointやArrow Lakeなどを搭載するノートPCについては薄型でありながらゲームなどが普通にプレイ出来てしまう様な性能となると考えられています。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 来年の今頃GPD WIN MAX 2(2024)(GPD4台目)のクラファン届くの待ってるんだろうな〜

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