AMDのノートPC向けRyzen内蔵GPUはZen 7でRDNA 5+へ刷新。2029年までRDNA 3.5系が主力に

AMDのノートPC向けRyzen内蔵GPUはZen 7でRDNA 5+へ刷新。2029年までRDNA 3.5系が主力に

AMDのノートPC向けRyzenのうち、Ryzen AI Maxを除く主力のモデルでは、Ryzen AI 300から続くRDNA 3.5系の内蔵GPUが、RDNA 5を飛ばして2029年のZen 7世代でRDNA 5+に替わる見通しです。ノートPC向けのチップを組み直して作る携帯ゲーミングPC向けのRyzen Zも、内蔵GPUが新しくなるのは同じ時期になりそうです。

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ノートPC向けRyzenの内蔵GPUは2029年に2世代分まとめて新しくなる見込み

主力のノートPC向けRyzenは、2024年のRyzen AI 300(Strix Point)からRDNA 3.5の内蔵GPUを積んでいます。2027年初めに出るZen 6世代の「Medusa Point」のGPUも、RDNA 3.5にFSR 4用の演算を加えたRDNA 4mで、名前は4でも描画を受け持つ部分はRDNA 3.5とほぼ同じです。Zen 6世代でRDNA 5を積むのは、Medusa Haloなど内蔵GPUの性能を重視した上位品だけとされています。

この使い分けはリーカーのKepler_L2氏が1月に伝えていたもので、事務用のノートPCなど内蔵GPUの性能を求めない製品では、2029年までRDNA 3.5系を使い続ける計画とのことでした。そんな中、同氏は海外の掲示板NeoGAFで、その次に載るのはRDNA 5+で、2029年にZen 7世代の「Grimlock」と合わせて登場するとしています。

名前の「+」は、RDNA 4mが「RDNA 3.5+」とも呼ばれているように、土台の世代に手を加えたものを指しており、RDNA 5+はRDNA 5に手を加えたGPUとみられます。ノートPC向けRyzenの内蔵GPUは、2024年から約5年続いたRDNA 3.5系を離れ、レイトレーシングなどを強化したRDNA 5世代へ一気に進むことになります。

RDNA 3.5はダイ面積が小さく安く作れるとされており、AMDは主力のモデルをこのGPUで賄ってきました。RDNA 5が出た後も2029年まで切り替えないのは、GPUの世代替えを、TSMC A14を採用して設計を一新するZen 7に合わせるためとみられます。

Steam Deck 2など次の携帯ゲーミングPCも内蔵GPUはRDNA 3.5+がしばらく現役に

携帯ゲーミングPC向けのRyzen ZはノートPC向けのAPUを組み直したチップで、Ryzen Z2 ExtremeはStrix Pointがもとになっています。2027年に搭載機が出るRyzen Z3もMedusa Pointがもとで、GPUはRDNA 4mの12CUとされ、Steam Deck 2向けとみられるGainsboroughも同じ構成になる見込みです。そのため、2027年末に出るRDNA 5を16CU積む携帯型PS6との描画性能の差は、Grimlock世代の携帯機向けチップが出るまで縮まらないことになります。

それまでに出るMedusa Point搭載のノートPCやRyzen Z3搭載の携帯ゲーミングPCは、描画性能がRDNA 3.5並みのままですが、RDNA 4mではFSR 4がハードウェアで動き、年末からは既存のRyzen AI搭載機でも内蔵GPU向けの軽量モデルで使えるようになります。Radeon 890Mは、1080pのゲームでIntelのCore Ultra X9 388H(Arc B390)に25W動作で1.63倍、65W動作で2.18倍の性能差を付けられており、これらのAMD搭載機は、Zen 7世代でRDNA 5+に替わるまで、この差をFSR 4で補う形になりそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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