AMDがStrix Haloの後継として開発中のGorgon Halo世代のフラッグシップAPU「Ryzen AI MAX+ 495」のPassMarkスコアがリークしました。現行のRyzen AI MAX+ PRO 395と比較してマルチスレッド性能が約10%向上していることが明らかになっています。
Ryzen AI MAX+ 495は16コア構成で最大192GBメモリに対応
Ryzen AI MAX+ 495は現行のStrix Haloの後継となるGorgon Halo世代のAPUです。今回PassMarkに登場したのはPRO版ですが、仕様は通常版と共通になると見られています。
CPU・GPU構成と新たな192GBメモリサポート

CPUコアはZen 5を16基(32スレッド)搭載し、L2キャッシュ16MB・L3キャッシュ64MBは現行モデルと同一構成です。動作クロックはわずかに引き上げられているとのことです。
内蔵GPUにはRadeon 8065Sが搭載されており、現行のRadeon 8060Sのクロック向上版と推測されています。コア数はRDNA 3.5アーキテクチャーの40CU構成が維持される見込みで、PassMarkの3Dスコアでは18,427ポイントと、Radeon 8060Sの18,185ポイントとほぼ同等の結果となっています。
また、テストプラットフォームには192GBのメモリが搭載されており、Strix Haloの最大128GBから50%増となっています。現行のVRAM配分比率(87.5%)を踏襲した場合、GPU側に最大168GBを割り当てることが可能となります。Strix Haloは発表時にローカルLLM実行をマーケティングの軸に据えていましたが、Gorgon Haloの192GB対応はこの方向性をさらに強化するもので、NVIDIA DGX Sparkや他社の統合メモリ型AI PCに対する差別化として位置付けられているとみられます。
PassMarkスコアは前世代比で約10%向上
| CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
|---|---|---|
| Ryzen AI MAX+ PRO 495 | 4,293 | 57,525 |
| Ryzen AI MAX+ PRO 395 | 4,086 | 51,778 |
| Ryzen AI 9 HX 470 | 4,255 | 38,158 |
| Ryzen AI 9 HX 370 | 3,957 | 35,091 |
PassMarkのCPUベンチマークでは、Ryzen AI MAX+ PRO 495がシングルスレッドで4,293ポイント、マルチスレッドで57,525ポイントを記録しています。前世代のRyzen AI MAX+ PRO 395と比較するとシングルで約5%、マルチで約10%の向上で、同アーキテクチャー(Zen 5)内でのリフレッシュとしては想定の範囲に収まる伸び幅といえそうです。
なお、Strix Haloには最近12コアのMAX 392および8コアのMAX 388が追加投入されたばかりであることから、Gorgon Haloの正式発表は2026年初頭、もしくはComputex 2026のタイミングになる可能性が高いとみられます。現行のRyzen AI MAX+ PRO 395搭載機はROG Flow Z13など一部モデルに限られ国内では40〜60万円超の価格帯となっていますが、192GB構成のGorgon Haloはさらに上位価格となる見込みで、国内では業務用ワークステーション扱いでの展開が中心になりそうです。

