Ryzen 9 9950X3D のPassmarkベンチマーク結果が登場。Ryzen 9 9950Xを上回る性能を発揮

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Ryzen 9 9950X3D のPassmarkベンチマーク結果が登場。Ryzen 9 9950Xを上回る性能を発揮

AMDは、Zen 5アーキテクチャを採用し3D V-Cacheを搭載した新型CPU、『Ryzen 9 9950X3D』および『Ryzen 9 9900X3D』を2025年3月12日に発売予定ですが、その最上位モデルにあたるRyzen 9 9950X3DのPassmarkベンチマーク結果が発売に先駆けて掲載されました。これにより、先代の3D V-Cache搭載モデルや同世代の非3Dモデルと比較した性能が明らかになっています。

Ryzen 9 9950X3Dは先代のRyzen 9 7950X3Dに対して仕様上の最大ブーストクロックは同じ5.7 GHzに設定されていますが、これは非3D V-Cache側のCCDのみの値で、3D V-Cacheを備えるCCD側は最大5.25 GHz程度でしか動作しませんでした。そのため、3D V-CacheモデルのRyzen 9 7950X3Dは通常のRyzen 9 7950Xに対して性能が劣る傾向にありました。

しかし、Ryzen 9 9950X3Dでは3D V-Cacheを備えるCCDも最大5.5 GHz程度で動作するように改善されており、Passmarkベンチマークでは通常版のRyzen 9 9950Xに対してRyzen 9 9950X3Dではシングルコアは同等性能、マルチコアでは5%優れたスコアを記録しています。また、先代のRyzen 9 7950X3Dに対してはシングルコアではIPC向上などで14%優れた性能を発揮し、マルチコアでは11.6%の性能向上を見せるなどRyzen 9 7950XからRyzen 9 9950Xで見られた以上の性能向上を見せています。

なお、Passmarkベンチマークはあくまでベンチマークということでレンダリングやゲーミングなどのシナリオでは異なる結果になる可能性もありますが、Ryzen 9 9950X3Dに関しては傾向として先代のRyzen 9 7950X3Dで見られていたマルチコア時に通常モデルに対して性能が若干下がるといった短所が克服されていることは確実であるため、かなり限られた層にはなりますがゲーミング用途でもクリエイティブ用途でも高い性能を両立させたい配信者やコンテンツクリエイターなどにとってはRyzen 7 9800X3Dより最適な製品になると言えそうです。また、Ryzen 9 9950X3D発売に伴い人気で入手困難なRyzen 7 9800X3Dの需要を分散する効果にも期待が集まります。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 値段次第ではこっちかな~
    9800X3Dがたまに在庫し始めたのでどっちにするか悩ましい
    7800X3Dの買取がそこそこのうちに乗り換えておきたい

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