NVIDIA GeForce RTX 4090が3.93 GHzにオーバークロック。世界最速GPUに

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NVIDIA GeForce RTX 4090が3.93 GHzにオーバークロックされて動作。4 GHzには届かずもGPU動作クロック世界最速を記録。

NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズに搭載されているAda LovelaceアーキテクチャーではTSMC 5nmを採用した事や、アーキテクチャー面でも少ないダイ面積とするためにCUDAコアが少なくても高い性能が出せるように高い動作クロックが設定されています。そんな、RTX 4000シリーズですが、この中で最上位モデルのRTX 4090について、動作クロック世界最速が叩き出されました。

https://twitter.com/CENSXOC/status/1670111991824883713

GeForce RTX 4090については上述の通りデフォルト状態でも高い動作クロックで動作しており、定格時のブースト動作クロックは2520 MHzが設定されています。この時点で既に先代のRTX 3090 Tiの最大1860 MHzを大きく上回っています。この元々高い動作クロックによりオーバークロック耐性は比較的高くなっており、過去には3825 MHzと言う動作クロックが世界記録として残されています。

しかし、オーバークロックチームであるCENSがColorful製GeForce RTX 4090 iGame LABを液体窒素で冷却する事で動作クロック3930 MHzと言う世界新記録を達成した事が報告されています。

CENS`s GPUPI v3.3 – 32B score: 46sec 383ms with a GeForce RTX 4090 (hwbot.org)

この動作クロックはGPUPIと呼ばれるπ計算を行うソフトウェア実行時に記録がされており、動作クロックも世界記録ですが計算の速さも46.383秒と言う記録を達成しています。

オーバークロックが行われたGeForce RTX 4090 iGame LABについてはColorfulのハイエンドグラフィックカードとなっており、動作クロックはデフォルト状態で最大2625 MHzに設定され、TDPについては12VHPWR接続で最大515WのTDPが設定されています。今回のオーバークロックでどれだけの消費電力が使われたかは不明ですが、高い動作クロックなものの、GPUPIの演算で使うCUDAコアのみしか使われていないため12VHPWRの最大である600W程度では無いかと見られています。

NVIDIAでは2023年から2024年にかけてRTX 4090 Tiなどを発売する可能性がありますので、GPUの動作クロックとして大台である4000 MHzを超えるのも時間の問題と言えそうです。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • LN2冷却とは言えすごい値が出てますね。
    4090TiはAD102フル+クロック上げでしょうか。
    素性からすると十分伸びそうではありますが…

    水冷内蔵グラボが現実味を帯びてきますね

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