Microsoftは2026年5月のWindows 11月例アップデートで、信頼性を中心とした多数の改善を投入する見通しであることが、Windows Latestの報道で明らかになりました。2026年初頭に同社が表明した品質改善への注力方針が、具体的な成果として現れ始めた形です。
Windows 11の5月アップデートで信頼性改善が多数
Microsoftは2026年1月、Windows担当のPavan Davuluri氏がThe Vergeの取材に応じ、2026年はシステム全体のパフォーマンスと信頼性の改善に注力することを表明していました。その際には「Swarming」と呼ばれる手法でエンジニアをWindows 11の品質改善に集中投入していることも報じられています。
今回Windows Latestが新たなInsiderビルドを検証した結果、エクスプローラーやexplorer.exe、Windows Helloなど基盤部分に改善が多数盛り込まれており、多くはすでにRelease Previewチャネルに到達しているとのことです。
主な改善内容
- エクスプローラーの読み込み高速化とダークモード時の白背景点滅の修正。
- explorer.exeのログイン時やタスクバー操作時の安定性向上。
- Windows Hello指紋認証のスリープ復帰後の信頼性向上。
- クリップボード履歴(Win + V)の表示レスポンス改善。
- 設定アプリの「ディスクとボリューム」ページの読み込み高速化。
- カーネルがクロスサインドライバー(WHCP署名以前の古い署名方式)をデフォルトで信頼しないセキュリティ強化。
Release Previewチャネルに到達している改善は4月のオプションアップデートで先行配信される可能性があるため、安定性を重視するユーザーは同アップデートの適用を検討する価値がありそうです。
ただし、今回の変更点はユーザーから長らく指摘されている不具合の潰し込みが中心で、Windows Updateの強制適用やCopilot、Microsoftアカウントの強制といった戦略面の課題は対象に含まれていません。また、カーネルのドライバー信頼モデル変更は古い周辺機器で使用されるクロスサインドライバーに影響する可能性もあるため、古いハードウェア環境を運用している場合は事前の確認が推奨されます。

