NVIDIAでは2023年4月13日にアッパーミドルレンジ帯のGeForce RTX 4070の発売を計画しており、その後にはよりメインストリーム向けとあるGeForce RTX 4060 TiとRTX 4060の発売も計画していますが、このRTX 4060 TiとRTX 4060のNVIDIAモデルであるFounders Editionの実機写真が登場しました。
NVIDIA GeForce RTX 4060 TiとRTX 4060の実機写真登場。
NVIDIAでは2023年上半期を目処にメインストリーム向けのGeForce RTX 4000シリーズグラフィックスカードであるGeForce RTX 4060 TiとRTX 4060の投入を計画しています。
RTX 4060 TiについてはCUDAコアは4352基、RTコアが34基、Tensorコアが136基搭載し、VRAMについては18Gbpsで動作する8GBのGDDR6を128-bitのバス幅、帯域幅288GB/sと言う性能で登場する見込みで性能面では現行のRTX 3070相当になると見られています。
下位モデルのRTX 4060についてはGPU側はAD107-400-A1 GPUが採用され、CUDAコアは3072コアとなり、VRAMは18Gbpsで動作するGDDR6 8GBを搭載、TDPは115Wの仕様で登場する可能性があるとのことです。こちらは性能について具体的なリークはありませんが、RTX 4060 TiがRTX 3070並みであることを考えると、RTX 3060 Ti相当になると見られています。
今回、このメインストリーム向けモデルのRTX 4060 TiとRTX 4060のNVIDIA製モデルとなるFounders Editionと見られる実機写真がリークとして登場しました。
Maybe, RTX 4060 Ti. pic.twitter.com/uA6w5u44CS
— Elysian Realm (@KittyYYuko) March 16, 2023
写真はハードウェアリーカーのKittyYYuko氏から登場しています。画像ではRTX 4060と記載されていますが、RTX 4060 Tiについても同じGPUダイを使っている事からGPUクーラーなど筐体は同じものが採用されると見られています。
デザイン面ではRTX 3060 Ti Founders Editionではファンが表面に2つ設けられていましたが、RTX 4060ではファンが裏表1個づつ搭載される形に改められており、上位のRTX 4070やRTX 4080、RTX 4090と似た砂時計型のデザインが採用されています。
また、大きさは2スロット厚にまとめられており、PCIeコネクターの大きさから推察すると現行のRTX 3060 Ti Founders Editionとほとんど同じサイズであると見られています。
画像では上面から撮影されているため、電源コネクターなどは写っていませんが、RTX 4060 TiやRTX 4060では200Wを下回る消費電力ではあるものの、RTX 4080やRTX 4090と共通の12VHPWRコネクターが採用される見込みで、既存のユーザーはPCI8pinからの変換コネクターを介して接続する必要があるようです。
RTX 4060 TiとRTX 4060ではFounders Editionが登場するようですが、残念ながら日本ではこのグラフィックカードは扱われる見通しは無いようです。基本的に日本はAIBから代理店を経由しての販売である一方で、このFounders EditionはNVIDIA直販がメインでASKがNVIDIAとRTXシリーズなどで代理店契約を結んでいるので売る事も可能ですが、基本的にこのFounders Editionは販売価格が抑えられているモデルのため旨味もなくで恐らく日本では出ないと思いますね。
ちなみに、RTX 4070では12万円する可能性がありますが、このRTX 4060 TiやRTX 4060については10万円は超えなくとも、9万円や8万円と非常に高い価格で登場する可能性がありそうですので、いろいろな意味で目が離せない存在となりそうです。
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