次期iPad Proは2027年前半に登場し、iPadとして初めてベイパーチャンバーを積む見通しです。無印iPadとiPad Airの新型も同じ時期に出そろい、2027年後半はiPadの大きな更新がない見込みです。
次期iPad Proは2027年前半に。iPad初のベイパーチャンバーで冷却を強化
10月にiPad miniの新型が発表され、残る無印iPad・iPad Air・iPad Proの新型はいずれも2027年に登場すると伝えられていました。このうち無印iPadは2027年初頭、iPad Airは3月か5月の発売が見込まれていたものの、iPad Proは時期が絞られていませんでした。
そんな中、BloombergのMark Gurman氏によると、3機種の刷新はすべて2027年の上半期に行われ、予定が遅れなければ、下半期にiPadの大きな更新はない見通しです。
次期iPad Proは処理性能が上がるほか、AppleがiPhone 17 Proで初めて採用した冷却部品のベイパーチャンバーを積み、ゲームや負荷の高いAI処理を続けたときの冷却性能を高めるとのことです。
次期iPad Proが積むM6は、すでにMac miniと14インチMacBook Proに使われており、AppleはM5よりGPUの性能が最大30%、Neural Engineが最大1.9倍高いとしています。性能が向上するのは主にゲームとAI処理を受け持つ部分のため、ファンのない薄いiPad Proでも、負荷が続く間その性能を保てるよう、冷却性能を高めるとみられます。
無印とAirは値上がりか。iPad Proは今の価格に近い可能性
無印iPadは、6月25日のiPad全機種の値上げで、Apple Intelligenceに対応しないまま58,800円から74,800円に上がっており、Gurman氏も、競合のタブレットよりかなり割高になったため刷新が欠かせないとしています。次期無印iPadはA19とメモリ8GBを積んでApple Intelligenceに対応する見通しで、メモリが増える分、価格も8万〜9万円程度に上がる見込みです。iPad Airは10月のiPad miniと同じく液晶から有機ELに切り替わるとのことで、11インチは今の129,800円から14万円台に上がるとみられます。
iPad Proも同じ値上げで、11インチが168,800円から209,800円になりました。ただ、同じ日に値上げされた14インチMacBook Proでは、M6を積む後継も値上げ後と同じ339,800円からの価格に据え置かれました。次期iPad Proも中身の変更はチップと冷却が中心のため、無印iPadやiPad Airと違って、今の価格から大きくは上がらない可能性があります。
次期iPad Proの価格が今の価格に近いままなら、11インチのM5搭載iPad Proを今209,800円で買っても、2027年前半には同じくらいの価格で、M6とベイパーチャンバーを積む後継が出ることになります。冷却の強化が効くのはゲームやAI処理のような重い作業を長く続けたときで、そうした使い方が多いなら、M5搭載モデルを急がずに次期iPad Proを待つ価値がありそうです。一方で、無印iPadとiPad Airは性能が向上するものの、値上がりも大きくなる見通しのため、価格を優先するか、性能向上やiPad Airの有機EL採用を優先するかを考えた上で、待たずに現行モデルを購入するのも選択肢となりそうです。


