Galaxy S27 Ultraは10月、搭載予定のSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6に発熱問題が伝えられ、日本向けを含めてExynos 2700に替わる可能性が出ていました。ただ、欧州向けのUltraにもExynos 2700を載せる兆候はまだないとリーカーが伝えており、日本向けもSnapdragon版のまま出る見込みが強まっています。
欧州向けのGalaxy S27 UltraにはExynos 2700搭載の兆候なし
Galaxy S27 Ultraは、Qualcommが9月に発表した最上位チップのSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を載せる計画とされてきました。9月にはExynos 2700を載せたUltraのメインボードを発注したと伝えられたものの、Exynos版は韓国など一部の国向けで、それ以外はSnapdragon版のままとみられていました。
そのSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6には10月、サムスンの量産前の最終検証で温度が繰り返し基準値を超え、高い負荷が続くと処理速度が落ちる問題が伝えられました。サムスンは9月にこの結果をQualcommへ示して10月中旬までの改善を求めており、基準を満たせなければ、年末の量産に間に合わせるためExynos 2700への切り替えを検討するとされていました。日本向けのGalaxy S26シリーズは全モデルがSnapdragonでしたが、発熱はチップそのものの問題でSnapdragon版のUltraすべてに関わるため、Galaxy S27 Ultraは日本向けもExynos 2700に替わる可能性がありました。
So far, there are still no signs that the Galaxy S27 Ultra will use the Exynos 2700 in Europe. South Korea remains uncertain.
— Ice Universe (@UniverseIce) October 30, 2026
そんな中、リーカーのIce Universe氏は10月30日、欧州でGalaxy S27 UltraがExynos 2700を使う兆候は今のところなく、韓国はまだ分からないとXに投稿しています。欧州は、Galaxy S27/S27+/S27 ProにExynos 2700を載せるとされる地域で、UltraがExynosに切り替わるなら対象に入る市場です。10月上旬には韓国のリーカーのLanzuk氏も、最終決定はまだとしながら、Galaxy S27 UltraはSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6版だけで出る可能性が高いとしていました。
日本向けもSnapdragon版のままになる見込み
Qualcommは、最高マーケティング責任者(CMO)がXで発熱の報道を不正確だとし、システム全体に及ぶ熱の問題はないと否定していました。サムスンが判断の期限とした10月中旬から2週間ほどが過ぎ、年末の量産を控えた時期になっても欧州で切り替えの兆候が出ていないことから、発熱は切り替えるほどの問題にはならなかったとみられます。Exynos 2700の生産目標も前世代のExynos 2600より10%余り多い程度で、その増やし分は新しいGalaxy S27 Proの分とされており、Ultraの分は含まれていません。そのため、Exynos版のUltraが出るとしても、欧州より出荷の少ない韓国向けにとどまりそうで、日本向けのGalaxy S27 Ultraも、Galaxy S26シリーズと同じくSnapdragon版のまま出る可能性が高いと言えます。
Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6はCPUのマルチコア性能が前世代並みで、10月中旬以降にGeekbench 6へ登録された市販機の中央値(約10,700点)は、8月時点のSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載機の平均(10,940点)とほぼ同じです。そのため、日本向けがSnapdragon版のまま出るなら、Galaxy S26 Ultraから替えて大きく変わるのはCPUより電池の方で、Galaxy S20 Ultraから5,000mAhのまま据え置かれてきた容量が約14%増えて5,700mAhになる見込みです。


