次期iPad miniはApple初の防水対応へ。有機EL化と合わせ10月に投入予定

次期iPad miniはApple初の防水対応へ。有機EL化と合わせ10月に投入予定

Appleが次期iPad miniで、iPadとして初めて防水に対応する設計を採用し、10月までに投入する見通しです。

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スピーカー穴を廃した振動式スピーカーが防水化の前提に

iPadは現行のどのモデルも公式な防水等級を持たず、Appleも既存モデルを濡らして安全とは位置づけていません。BloombergのMark Gurman氏は2025年の時点で、Appleが次期iPad mini向けにiPhoneと同等の保護性能を持つ新しい筐体を開発しており、浴室やプールサイドのような濡れた環境での日常的な使用に耐えるようになると報じていました。

この防水化を支えるのが、従来のスピーカー穴を不要にする振動式スピーカーです。筐体の一部が振動板として機能して平らな面から音が出る仕組みとされており、開口部が減ることで水とほこりの主要な侵入経路の1つがなくなります。ただ、iPhoneが備えるIP68等級(水深6mに30分沈めても耐える仕様)に届くかは明らかになっておらず、実際に取得する防水等級は正式発表を待つ必要があります。

この方式の原型は、Appleが2014年に出願した特許にあり、筐体外装のパネルを小さな区画に分け、それぞれを振動させて音を出す仕組みになっています。ただ、特許では課題として薄型化する機器で低音を出しにくいことでしたが、防水性能を持つことから何かしらの方法で低音の課題を克服し、製品への搭載にこぎ着けたと考えられます。

有機ELパネルは6月に量産開始。チップも2世代以上の飛躍へ

正式発表の場はまだ告知されていないものの、投入は10月までと報じられており、韓国紙ETNewsが6月に伝えたSamsung Displayによる次期iPad mini向け有機ELパネルの量産開始が、この時期の裏付けになっています。

有機ELの採用が実現すれば、iPad miniはiPad Proに次いで2番目の有機EL搭載iPadとなり、現行モデルの液晶に対してコントラストや黒の表現、電力効率で有利になるとされています。一方でパネルは8.4型のLTPS方式で60Hz駆動との情報もあり、事実であればiPad Proのような可変120Hz駆動(ProMotion)は見送りになります。

チップは、Appleが誤って公開したコードがiPhone Airと同じA19 Proを示す一方、macOSのカーネルデバッグキット内には未発表のA20 Proを示す痕跡もあります。A20 ProはiPhone Air 2への搭載が伝えられているチップで、どちらに転んでも、2024年10月のモデルが搭載するA17 Proから2世代以上の更新になります。

国内価格は6月に9万9800円へ。新型はさらに上振れも

価格面では、米国の現行モデルが6月の広範な値上げを経て599ドルからとなっており、国内でも6月25日の改定で128GB・Wi-Fiモデルが78,800円から99,800円へ21,000円引き上げられました。メモリ価格の高騰を背景としたAppleの値上げは7月にiPhoneなどへも及んでおり、新型の価格もこの引き上げ後の水準を起点に決まることになります。

Gurman氏は有機ELモデルが現行より最大100ドル高くなる可能性を挙げていますが、この見立ては6月の値上げ前のものです。値上げ後の99,800円と599ドルの比率(1ドルあたり約166円)で仮に100ドル増を換算すると、128GBモデル同士の比較で約11万6000円と、現行から1万7000円ほど上がる計算になります。あくまで試算でApple日本が独自に価格を設定する余地はありますが、見立て自体が値上げ前のものである以上、ここからさらに上振れする可能性もあります。

現行のiPad miniは防水等級を持たないため、濡れる場所での使用は故障のリスクがありましたが、防水性能を持てばお風呂やキッチンでの使用も可能となるなど製品の魅力度は高くなると言えます。ただ、そうした使い方を想定しないユーザーの場合は新型は価格が上がる可能性が高いため、現行のiPad Miniの購入を進めた方が良さそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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