DDR4が使えるLGA1700向けにIntelが投入するとされてきた新CPUについて、GIGABYTEが登場時期を2027年初頭と明記し、B760とH610の全製品をBIOS更新で対応させると発表しました。対応BIOSはすでに一部の製品で配信されており、発表に名前のないZ790にも出ています。
GIGABYTEがB760とH610でLGA1700向け新CPUに対応。登場は2027年初頭に
Raptor Lake Nextは、DDR4が使えるLGA1700向けにIntelが2027年の投入を準備しているとされるCPUで、2022年の第13世代Core、2023年の第14世代Coreに続く3度目のRaptor Lakeにあたります。国内の32GBメモリはDDR4が約4.6万円、DDR5が約8.6万円と約4万円の差があるため、DDR4が使える構成の需要は高いものの、手持ちのマザーボードでRaptor Lake Nextを使えるかは、メーカーのBIOS対応を待つ状況でした。
そんな中、GIGABYTEは10月9日、B760とH610のマザーボード全製品が、DDR4版もDDR5版もBIOSの更新だけで今後登場するLGA1700向けCPUに対応すると発表し、このCPUの登場時期を2027年初頭としています。CPUの名前は挙げられていませんが、登場時期とLGA1700、DDR4への対応は、これまで伝えられてきたRaptor Lake Nextの情報と一致します。すでに配信されている対応BIOSの変更点にも、第13・14世代Core(Raptor Lake)向けマイクロコードの更新と並んで「今後のCPUへの準備」が挙げられており、このCPUがRaptor Lake Nextとみられます。
対応BIOSはB760とZ790の一部で配信済み。H610はこれから
対応BIOSは発表より前の9月29日付で公開されており、10月10日時点でGIGABYTEのサポートページを25製品分確認したところ、B760では9製品中5製品に掲載されています。発表に名前のないZ790でも、Z790 AORUS ELITE AXやZ790 S DDR4など5製品中3製品に同じ内容のBIOSが出ています。一方、H610は7製品すべてで7月31日付のBIOSが最新のままで、B760の残りの製品も同じ状態ですが、発表では全製品が対応するとされているため、これらの製品にも順次配信されるとみられます。
なお、B660とZ690は発表に名前がなく、対応BIOSもまだ掲載されていませんが、同じ600シリーズのH610が対象に入っているため、600シリーズでも新しいCPUには対応できることになります。GIGABYTEは2023年にも第14世代Core向けのBIOSをZ790、B760、Z690、B660、H610の5シリーズへまとめて出しており、今回も発表にないZ790へ配信していることから、B660とZ690にも後から配信される可能性が高いです。
Raptor Lake Nextへの載せ替えはBIOS更新が必要
Raptor Lake Nextは、リーカーのJaykihn氏によると8P+12EのCore 7が最上位で、Core i5-14600Kの後継になるCore 5も8P+8Eになるなど、デスクトップ向けに4構成が用意されるとのことです。B760やH610でCore i5-12400のような6コア12スレッドのCPUを使っている場合は、対応BIOSへ更新すれば、メモリもマザーボードもそのままで16コアのCore 5や20コアのCore 7へ載せ替えられます。
ただ、BIOSを更新する前にCPUを載せ替えて起動しなかった場合、B760M DS3H DDR4などはCPUなしでBIOSを更新できる機能(Q-Flash Plus)を使って後から更新できます。一方、H610M K DDR4やH610M S2H DDR4にはこの機能がなく、元のCPUに戻すことになるため、GIGABYTEが案内する手順のとおり、対応BIOSが配信されたら今のCPUを外す前に更新しておいた方が良さそうです。


