GoogleがAndroid 17 QPR2 Beta 7を配信し、端末を伏せると消音になる「ふせるだけでサイレント モードをオン」を有効にしたPixelで、待機中の電池消費が増える不具合を修正しました。この不具合は9月にベータ版で見つかったもので、Pixelで3月から続いている電池の異常消費はまだ解決されていないようです。
Pixelの「ふせるだけでサイレント」機能による待機中の電池消費をQPR2 Beta 7で修正
Pixelでは3月の更新以降、待機中に電池が約半分まで減る不具合が続いており、原因となっていた測位まわりの処理が7月の更新で修正済みとされたあとも直らないという報告が残っています。
これとは別に、3か月ごとの大型更新として12月に安定版が予定されているAndroid 17 QPR2のベータ版では、「ふせるだけでサイレント モードをオン」(Flip to Shhh)を有効にしていると待機中の電池消費が約33%増えることが、9月にIssue Trackerで報告されていました。原因は同機能が端末の向きを調べるセンサーを0.1秒間隔で読み続けることで、画面を消したあとにCPUを休ませる深いスリープに入れなくなり、オフのときより1時間あたり8〜10mAh多く減るとのことです。
その後、Googleは10月2日にQPR2の次の大型更新にあたるQPR3の最初のベータを配信し、修正項目にこの不具合を載せましたが、翌日にはこのQPR3 Beta 1を入れても待機中の消費が減らないという報告が出ていました。この報告では、QPR3 Beta 1に入っている同機能の部品が、QPR2 Beta 6.1のものより古いバージョンだと指摘されています。
そんな中、Googleは10月9日(現地時間)にQPR2 Beta 7としてビルド「CP41.260831.016」を配信し、修正項目に9月の報告とQPR3 Beta 1での報告の両方を挙げて、この不具合を修正したとしています。このほか、アプリがOSに任せたHTTPSでのファイルダウンロードが開始直後に失敗する不具合の修正も載っており、セキュリティパッチも8月分から10月分へ進んでいます。なお、対象はPixel 6aからPixel 11シリーズまでの23機種で、既知の問題としては、Pixel 11 Pro Foldで顔認証の再登録が必要になる場合があると案内されています。
ベータ登録済みでもQPR3 Beta 1が先に表示。Beta 7導入には手動適用が必要
9to5Googleによると、配信直後はQPR2 Beta 6.1の端末で更新を確認するとQPR2 Beta 7ではなくQPR3 Beta 1が提示されるため、QPR2 Beta 7はGoogleの開発者向けサイトで配られているOTAイメージから手動で入れる必要があるとのことです。このQPR3 Beta 1を入れると、QPR3には新しいビルドがまだ出ていないため次のベータまで待機中の電池消費が続くとみられるうえ、12月のQPR2安定版へ移る際には端末の全データを消去する必要があります。
そのため、QPR2のベータで待機中の電池の減りが気になっている場合は、QPR3 Beta 1は入れずに、QPR2 Beta 7を手動で入れる方が良さそうです。また、同機能をオフにするとセンサーが正常にスリープしたと報告されているため、手動での適用を避けたい場合や、すでにQPR3 Beta 1を入れた端末では、修正が届くまでオフにしておく方法もあります。
一方、ベータ版を使っていないPixelでは、3月から続く待機中の異常消費への修正は示されていないものの、今回の不具合はベータの段階で修正が入ったため、12月に予定されているQPR2の安定版では同機能を有効にしていても電池消費が増えずに済むとみられます。


