Android 17 QPR2 Beta 1を適用した一部のPixelで、マイクが使えなくなったり、通知音や音楽の再生音が出なくなったりする不具合が報告されています。
Android 17 QPR2 Beta 1適用のPixelでマイクと音声出力に不具合
Android 17 QPR2 Beta 1を適用した端末では、アプリを開くと「別のアプリがすでにマイクを使用している」と表示され、音声入力が一切できなくなる不具合がユーザーから報告されています。Gboardではマイクが使用中だと表示され続け、Geminiでも別のアプリが端末の音声を制御している可能性があると警告されるとのことです。このほか、XやGoogleフォトで動画や音声の再生が不安定になる、通話を終えると音が出なくなるといった報告も挙がっています。
音声出力側では、Pixel 10 Proで通知音が鳴らない、音量スライダーを最大にしても音量が下がる、音楽が無音のまま再生されるといった症状に加え、Bluetooth経由の音声再生が不安定になる例も伝えられています。また、通話音声が正常に機能するまで、複数回かけ直す必要があるケースも報告されています。同様の症状はPixel 10 Pro XLでも報告されており、Pixel BudsやAndroid Autoとの接続時に音声が正常に出ない例も挙がっています。
Pixelの音声を巡っては、7月31日に配信されたQPR1 Beta 8で音割れの不具合が修正されたばかりでした。ただ、そこで修正されたのは、オーディオフレームワークのバッファ管理が原因で大きなノイズや音割れが発生する不具合です。マイクが使用中と認識されたり、音そのものが出なくなったりする今回の症状とは性質が異なります。
また、QPR1は9月、QPR2は12月に安定版の配信が予定されており、両者は並行して開発される別のブランチです。そのため、QPR1側で行われた音声関連の修正がQPR2 Beta 1にも反映されているとは限らず、今回は別系統の問題とみられます。
7月20日に配信されたQPR2 Beta 1のリリースノートには8項目の修正が記載されていますが、音声やマイクに関する項目はありません。また、公式ページでも既知の問題として記載されていません。
再起動での回復は一時的で確実な回避策はなし
同不具合は、端末を再起動すると一時的に音声が戻ることがありますが、時間が経つと再発するとの報告が挙がっています。一方で、既定のアシスタントをGemini以外へ切り替えた後、再びGeminiに戻すと改善したという報告もあります。ただし、すべての端末で有効とは限らず、確実な回避策は今のところ見つかっていません。
特に、マイクや通話、Bluetooth再生といった日常的に使う機能に直撃する不具合のため、メイン端末でQPR2ベータを使い続けるには注意が必要です。安定版へ戻す場合はデータが消去される可能性があるため、事前にバックアップと手順の確認が必要です。QPR2ベータを試す場合は、少なくとも不具合の解消が確認されるまではサブ機に限定した方がよさそうです。


