NVIDIAのGeForce RTX 5090は国内価格の上昇が止まらず、最安値が90万円に迫るとともに、在庫のある製品も数えるほどまで減っています。
RTX 5090は在庫が減少中。最安値も90万円目前に
RTX 5090はメモリ価格の高騰を背景に値上がりが続いており、7月にはNVIDIAがAIB各社へ供給価格の再引き上げを通知しています。国内の実売価格では6月の時点では70万円付近だった最安値が、7月下旬以降も上がり続けています。
2026-07 時点の最安は ¥679,800、安値帯の平均価格は ¥709,926。
8月26日時点の最安値は86万7,482円で、30日間で22.21%上昇しました。在庫あり製品の中で下位50%平均の価格も88万2,745円、さらに中央値は93万3,800円となっており、90万円を下回るのは一部の最安クラスだけになっています。
在庫のある製品数も減少が続いており、5月下旬の9〜13製品から8月中旬に79万円台へ乗せた時点では6製品となり、8月26日時点では4製品しかありません。安い製品から順に売り切れる形で、最安値が押し上げられているとみられます。
搭載BTOは95万円から。GPU単体との差は8万円
RTX 5090を搭載したデスクトップBTOでも安い機種から在庫が消えており、8月上旬に74万円台で在庫ありだったパソコン工房の搭載機は現在すべて在庫なし、8月中旬に819,800円で販売されていたSTORM「GKB-270K59」も在庫切れです。残った中で95万円を下回るのは、ARKの「arkhive Creator Custom CC-A5G59R」949,800円の1機種だけです。
この入れ替わりで在庫ありBTOの最安値は8月6日の744,800円から949,800円へ27.5%上がり、同じ期間におけるGPU単体の上昇率17.6%を上回りました。ただ、同一機種で価格を追えるARK「AG-AG8D2TB86AGB9-FPA」の値上げ幅は839,800円から959,800円への14.3%にとどまるため、BTO最安値が大きく上がった主因は安い機種の在庫がなくなったことです。
それでもBTO最安の949,800円とGPU単体最安の86万7,482円の差は82,318円となっています。最安値のCC-A5G59RはDDR5メモリを64GB搭載しており、同容量を自作でそろえる場合の価格は2026年8月24日時点で102,800円のため、メモリ代だけでこの差額を上回ります。
予算100万円以内でCPU性能も確保したい場合は、値上げ幅の例に挙げたARK「AG-AG8D2TB86AGB9-FPA」959,800円が候補です。Ryzen 7 9850X3DとDDR5 64GB、2TB NVMe SSD、1200W電源を搭載し、2026年8月25日時点の算定では自作合計1,167,320円より207,520円(17.8%)安くなっています。一方で出荷目安は10〜18日と長く、値上がり局面では到着までに価格改定を挟む場合があるほか、ケースや電源の型番は選べません。
納期を優先する場合は、翌日出荷のドスパラ「GALLERIA XPC7A-R59-GD」969,980円が選択肢になります。Core Ultra 7 265FとDDR5 16GB、1TB NVMe SSD、1200W電源を搭載し、2026年8月26日時点の算定では自作合計994,690円との差は24,710円(2.5%)です。ただしメモリが16GB×1枚とこの性能帯には不足しているため注文時の増設が前提になり、自作との価格差もARK機ほど大きくありません。
なお、RTX 5090はGDDR7を合計16枚搭載する設計であるため、メモリ価格高騰に加え供給不足の影響も受けやすくなっています。その一方で、32GBのVRAM容量に加え、1TB/sを超える帯域幅がAI用途でも有利なため人気が高くなっています。そのため、今後も値下がりや需要減につながる要素は少なく、RTX 5090を狙っている場合は値下がりを待つより、とにかく早めに単体または搭載BTOを買うことが一番お得な買い方になると言えそうです。
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