NVIDIA GeForce RTX 5090をこれから導入するなら、グラボを単体で購入して自作するよりも、RTX 5090搭載BTOを選ぶほうが20万円以上安く済むケースが出ています。
RTX 5090はグラボ1枚とほぼ同じ予算でPC1台が買える
NVIDIAはGeForce向けGPUキット(GPUとVRAMのセット)について、AIB各社へ供給価格の引き上げを通知しており、値上げ幅はVRAM容量に比例するとされています。32GBのVRAMを積むRTX 5090は影響が最も大きく、単体価格は2026年8月6日時点で最安でも737,800円に達しています。
2026-07 時点の最安は ¥679,800、安値帯の平均価格は ¥709,926。
一方、RTX 5090搭載BTOでは、パソコン工房の「LEVEL-M87B-144F-XK1XW-Limited Edition [Memory Re]」が2026年8月6日時点で749,800円から販売されており、RTX 5090の最安モデル単体との差は12,000円まで縮まっています。
このPCにはCore i5-14400F、16GBメモリ、500GB SSD、1000W電源に加えてWindowsも含まれるため、グラボ1枚とほぼ同じ支払いでPC一式が手に入ります。なお、同モデルはメモリのみ認定再生品を採用するシリーズです。
自作との差が大きいのは上位3機種
差が最も大きいのは、パソコン工房の「LEVEL-R789-LC285K-XKX [Memory Re]」です。BTO価格794,800円に対し、同等構成を各パーツ単体でそろえた場合の自作合計は1,014,503円となり、約22万円(21.7%)割安です(2026年8月5日時点)。構成はCore Ultra 9 285Kに32GBメモリ、1TB SSDというハイエンド仕様です。
この構成を自作した場合、RTX 5090単体だけで737,800円が必要となります。そのため、ほかのパーツをできる限り安くそろえても、この価格差は大きくは縮まりません。
BTOはGPU以外のパーツも一括で調達できるため、コストを抑えやすい面があります。特にRTX 5090の単体価格が高止まりしている現状では、各パーツを最安値でそろえても、自作合計がBTO価格を上回るケースが生じています。
2位も同じくパソコン工房の「LEVEL-R785-LCR99Z-XKX [Memory Re]」です。Ryzen 9 9950X3Dと32GBメモリ、1TB SSDを搭載し、1位と同額の794,800円で、自作合計1,008,741円より約21.4万円(21.2%)割安です。
3位の「LEVEL-R785-R97X-XKX」も、Ryzen 7 9700Xと32GBメモリ、1TB SSDの構成で764,800円となっており、自作合計937,845円との差は約17.3万円(18.5%)に達しています。
グラボ単体とほぼ同額からBTOでPC一式が購入でき、一部構成では自作より20万円以上安くなる現状では、RTX 5090を単体で購入して組む金銭的なメリットはかなり薄くなっています。
ケースや電源まで自分で選びたい場合は別ですが、コストを重視するならRTX 5090搭載BTOが有力です。すでにCPUやメモリ、電源などを持っている場合でも、BTOへの乗り換え後に不要となるパーツを売却し、費用の一部を回収する方法が考えられます。

