NVIDIAがAIB各社へ通知したGeForce向けGPUキット値上げの具体的な金額が判明しました。上げ幅はVRAM 2GBあたり約19ドルで、2026年第3四半期から適用される見通しです。
GeForceの値上げ幅はVRAM容量に比例。第3四半期から適用へ
NVIDIAのGeForce向けGPUキット(GPUとVRAMのセット)を巡っては、今週AIB各社へ供給価格の再値上げが通知されたことが明らかになっていましたが、この時点では値上げ幅や適用時期は不明のままでした。今回、その具体的な数字が判明しています。

中国語圏フォーラム「博板堂」のリーカー、高手一号氏によると、値上げの要因はVRAM価格の高騰で、調達価格は従来のほぼ2倍に達しているとのことです。上げ幅はVRAMチップ1枚(2GB)あたり約19ドルで、2026年第3四半期からAIBパートナー向けの供給価格に正式に反映されるとしています。
ただし、このコスト増をAIB各社が卸売価格へ一度に転嫁するのか、段階的に分けて反映するのかについては、まだ決まっていないとのことです。
なお、GDDR6を採用する旧世代のGeForce製品も値上げ対象に含まれる見通しですが、2GBあたり約19ドルという値上げ幅が同様に適用されるかは明らかになっていません。
モデル別ではRTX 5090への影響が最大。約5万円のコスト増
今回の値上げ幅をGeForce RTX 5000シリーズに当てはめると、8GBのVRAMを搭載するRTX 5060やRTX 5060 Tiでは約1.2万円(約76ドル)、12GBのRTX 5070では約1.9万円(約114ドル)、16GBのRTX 5060 Ti、RTX 5070 Ti、RTX 5080では約2.5万円(約152ドル)のコスト増になると見られます。
さらに、32GBのVRAMを搭載するRTX 5090では、単純計算で約5万円(約304ドル)に達する見通しです。
今回の値上げはAIB各社への供給価格に対するもので、流通段階でのマージンや税金なども考慮すると、実際の販売価格の上昇幅はこれを上回る可能性があります。
そのため、RTX 5060は現在の最安値である5.5万円前後から6万円台後半、RTX 5070は10万円前後から12万円以上、RTX 5090は最安値の70万円前後から75万~80万円程度に達する可能性があります。
値上げの適用時期は2026年第3四半期とされていますが、その前にRTX 5000シリーズの供給量が大きく減らされるとの情報も出ています。年内から2027年初めごろまでにグラフィックカードの購入を検討している場合は、価格と在庫の推移を確認しつつ、早めに購入を判断した方がよさそうです。



