Appleが2027年秋に投入するとされる20周年iPhoneについて、iPhone Air向けの製造設備を改修し、曲面ガラス部品を生産するとの情報が出ています。
iPhone Air向け設備を改修。20周年iPhoneの曲面ガラス生産へ転用か
iPhone Airは、厚さ5.6mmの筐体にガラス背面を組み合わせるため、専用の成形工程を用意した端末です。しかし販売不振から2026年第1四半期までに80%の減産が伝えられ、国内でも値下げが繰り返されるなど、この設備を活かせる状況ではなくなっています。一方の20周年iPhoneは、4辺を曲面ガラスで覆う設計で画面も大型化すると伝えられており、2027年秋の投入が報じられてきました。
こうした中、中国WeiboのリーカーでiPhone 16eの名称を言い当てた実績がある定焦数码氏は8月23日、このiPhone Air向けの製造設備が改修され、20周年iPhone向けにより丸みを帯びたガラス部品を生産できるようになったと投稿しました。同氏が7月に伝えた「施設の改修完了」に続く内容で、改修によってAppleの製造コストが下がり、20周年iPhoneでは放熱性と薄型化も大きく改善したとのことです。Appleにとっては、売れなかったiPhone Airの設備を無駄にせず、新規の設備投資も抑えられるとみられます。
放熱はiPhone Airが薄さと引き換えに妥協してきた部分で、iPhone 17 Proが採用したベイパーチャンバーも見送っています。20周年iPhoneで薄型化に加えて放熱性も改善するのであれば、ベイパーチャンバー搭載なども検討されているとみられます。
開発中止との見方もあった20周年iPhoneだが設備改修の情報で可能性は後退
20周年iPhoneを巡っては、8月10日に証券会社JefferiesのEdison Lee氏が、ガラスの歩留まりの悪さを理由に計画は中止されたと主張し、Apple株の投資判断を売り推奨に相当するUnderperformへ引き下げました。しかし、同日には米BloombergのMark Gurman氏が予定通り進んでいると伝えています。今回の投稿も製造設備の改修を進めるという内容で、Appleが20周年iPhoneの量産に向けて開発を進めている状況が伝えられており、開発中止の可能性は低くなっています。
なお、20周年iPhoneは2027年秋に投入予定と言われているため、改修された設備が実際に稼働し始めたかどうかなど、年末にかけて情報が徐々に明らかになっていくものと考えられます。


