GeForce RTX 5090 の基板が登場。30フェーズの電源回路搭載など超高価になる見込み
NVIDIAは2025年1月開催のCES 2025にてBlackwellアーキテクチャーを搭載するGeForce RTX 5000シリーズの中で最上位モデルのRTX 5090とRTX 5080の詳細スペックや価格、発売日などを明らかにすると見られていますが、今回この中で最上位モデルとなるGeForce RTX 5090のAIB向けリファレンスモデル向けに供給される基板写真がリークとして登場しました。
Chiphellに掲載された基板には「PNT5090 v1.0」「100-10145-DFAA-A02」と記載されていることからRTX 5090向けのものであることが確定しています。
基板中央にはGB202 GPUを載せるための巨大なBGAソケットが目立っています。このRTX 5090ではは21,760基のCUDAコアを備え、コストに直結するダイサイズはRTX 4090搭載のAD102 GPUから22%大型化した744mm2程度になると見られています。また、パッケージサイズもAD102 GPUから35%大きくなっています。そのため、販売価格についてはRTX 4090に対して値上げされることは必須と言えそうです。
また、電源周りには合計30フェーズのVRMが搭載可能な設計になっているほか、60個以上のコンデンサを載せられる設計になっています。
RTX 4090では消費電力が最大450Wで28フェーズでしたが、RTX 5090では30フェーズに増えていることから少なくとも450Wの消費電力は超え、噂通り消費電力は最大500W~550W程度に達する可能性が高いと言えそうです。
基板にはVRAM用のスペースが合計16個ありますが、ここには28Gbps動作のGDDR7が載せられます。これにより512-bitのバス幅と32GBのVRAM容量を実現し、帯域幅は1.8 TB/sほどに達すると見られています。この帯域幅はRTX 4090の1 TB/sに対して1.8倍で、データセンター向けGPUであるHopper H100の2.04 TB/sにも迫るなどゲーム用途と言うよりはAIなどで活用することが主な用途になりそうなスペックになっています。
基板だけ見てもモンスタースペックであることが分かるGeForce RTX 5090は2025年1月終わりから2月にかけて発売されると見られています。販売価格は現時点で明らかにされているリークでは北米販売価格が$1999、日本円では35万円から40万円ほどになると言われています。
[显卡] 疑似5090 PCB泄露(已更新带核心及原件的新图) | Chiphell
コメント
コメント一覧 (1件)
43万9800円とかで出てきそう
たくさん電力使ってcudacoreで殴りながら性能発揮するタイプだから優秀なダイでも熱くなりそう