開くと横長になるGalaxy Z Fold 8が今年好調だったサムスンの折りたたみスマートフォンは、2027年にGalaxy Z Fold 9が無印とUltraにProを加えた3機種になり、画面を引き出すスライド式のGalaxy Z Slideも含めて計6機種に広がる可能性が出てきました。
Galaxy Z Fold 9 Proは2機種目の横長か。Fold 8の好調で横長を増やす
サムスンは2026年7月、昨年までの縦長の形を引き継ぐGalaxy Z Fold 8 Ultraと、開くと4:3の横長画面になるGalaxy Z Fold 8、縦折りのGalaxy Z Flip 8を発表し、このうち横長のGalaxy Z Fold 8が3機種の韓国での事前予約の約7割を占めたとされています。韓国のETNewsは8月、この売れ行きを受けてサムスンが2027年のGalaxy Z9シリーズで横長モデルを2機種に増やし、三つ折りのGalaxy Z TriFoldの後継と合わせて折りたたみスマートフォンを5機種にすると伝えていました。
そんな中、リーカーのTheGalox氏は、2027年のGalaxy ZシリーズがGalaxy Z TriFold 2、Galaxy Z Fold 9 Ultra、Galaxy Z Fold 9 Pro、Galaxy Z Fold 9、Galaxy Z Flip 9に加え、Galaxy Z Slideの6機種になるとしています。
この6機種はETNewsの5機種にGalaxy Z Slideを加えた顔ぶれで、Galaxy Z Foldは3機種に分かれています。今年は縦長のモデルがUltraの名前で売られているため、Galaxy Z Fold 9 Ultraは縦長のGalaxy Z Fold 8 Ultraの、Galaxy Z Fold 9は横長のGalaxy Z Fold 8の後継で、残るGalaxy Z Fold 9 Proが2機種目の横長モデルにあたるとみられます。ETNewsによると、この2機種目の横長モデルは今年の4:3モデルのGalaxy Z Fold 8より映像視聴に向く画面比率にする案があるとのことです。
Galaxy Z Slideは2027年に前倒しか。先陣はTriFold 2
ETNewsの5機種になかったGalaxy Z Slideは、サムスンが開発している画面を本体から引き出して広げる端末とみられます。6月には韓国のMoney Todayが、この端末の投入目標を2028年前半とし、調査会社Omdiaも同じ端末を「Z Slide」の仮称で予測に挙げていると伝えていました。この投入時期は、リーカーのLanzuk氏が9月の投稿で前倒しされるとしており、今回Galaxy Z Slideが2027年の6機種に入ったことで、2028年前半とされていた投入が2027年に早まる可能性が出てきました。
同じ投稿では、7月の時点でETNewsがGalaxy Z9シリーズと同時に登場する可能性を伝えていたGalaxy Z TriFold 2も、発売の前倒しが検討されているとしていました。TheGalox氏もGalaxy Z TriFold 2が6機種の先陣を切るとしており、2027年7月頃とされるGalaxy Z9シリーズより前に単独で出る可能性もあるようです。
6機種とも薄く軽く。日本ではTriFold 2も発売の可能性、Slideは見送りか
6機種はいずれもバッテリー、厚さ、重さが改善されるとのことで、Galaxy Z Fold 9については10月にも、折りたたみ時の厚さを今年のGalaxy Z Fold 8の9.7mmから7.9mmへ薄くする目標が伝えられています。
今年のGalaxy Z8シリーズは、横長という新しい形のGalaxy Z Fold 8も含めて3機種とも8月7日に日本で発売されています。Galaxy Z Fold 9の3機種も同じように投入されれば、2027年夏には日本でもGalaxy Z Foldを横長2機種と縦長1機種の3機種から選べるようになりそうです。
一方、初代のGalaxy Z TriFoldは、2つのヒンジで画面を折りたたむ構造の製造コストが高く、生産が約3万台に限られて販売地域も絞られたため、日本では発売されませんでした。Galaxy Z TriFold 2は生産量を増やす見込みと伝えられており、Galaxy Z9シリーズより先に単独で出ても、初代のような限定販売でなければ日本でも発売される可能性があります。画面を引き出す構造をサムスンが初めて製品にするGalaxy Z Slideは、初代のGalaxy Z TriFoldと同じく製造の難しさやコストから供給量が限られ、一部の国だけで販売されて日本では見送られるとみられます。
ただ、Galaxy Z Slideを除いても、日本で選べるサムスンの折りたたみスマートフォンは、今年の3機種からGalaxy Z Flip 9を含めて4機種に増え、Galaxy Z TriFold 2も加われば5機種に広がるなど、折りたたみスマートフォンの選択肢は大きく増えることになりそうです。


