MicrosoftがMacBook Neo対抗の低価格Surfaceを計画。AMDのArmチップ採用の可能性も

MicrosoftがMacBook Neo対抗の低価格Surfaceを計画。AMDのArmチップ採用の可能性も

2021年を最後にSurfaceで採用されていなかったAMDが、Armのチップで戻る可能性が出てきました。Microsoftは、現行の12インチSurface ProがMacBook Neoの約2倍の価格となる中、仕様を抑えた12インチSurfaceの低価格モデルを企画しており、AMDもそのプロセッサーの候補に入っているとのことです。

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MacBook Neoの約2倍になった12インチSurface Pro。仕様を下げた低価格モデルを企画

現行の12インチSurface Proはメモリ高騰で値上げが続いており、10月13日に発売された第2世代モデルは16GB/256GBで238,480円と、MacBook Neo(119,800円)の約2倍になっています。

そんな中、DigiTimesがサプライチェーンから得た情報によると、MicrosoftはMacBook Neoの低価格市場への攻勢と部品コストの急な上昇を受けて、12インチSurfaceのコストとスペックを下げた低価格モデルを企画しており、SoCやメモリ、カメラ、バッテリーから筐体まで見直しているとのことです。この低価格モデルはまだ企画段階で、設計を製造委託先と分担するJDM方式で作る予定としています。Surfaceはこれまで自社で設計してきたため、委託先と設計を分担することで開発費の抑制を狙っているようです。

プロセッサーにはQualcommとIntelのチップが候補に挙がっており、Qualcommのチップを使う案はODMが見積もりを出す段階で、2027年第1四半期の投入が見込まれ、IntelのWildcat Lakeは同じ時期に試作機での検証を始める予定とのことです。IntelはスマートフォンのODMと組んで部品を共通化し、Wildcat Lake搭載のノートPCを安く量産するProject Fireflyを中国で進めており、その機種はすでに約7.2万円からとMacBook Neoを下回る価格で出ています。12インチSurfaceの低価格モデルも、ODMと設計を分担してWildcat Lakeを使えば同じ作り方になり、価格は伝えられていないものの、MacBook Neoに近い価格を狙えるとみられます。

AMDはArmチップでSurfaceに復帰か。2027年第2四半期に試作機を検証

AMDのチップを載せたSurfaceは2021年のSurface Laptop 4が最後で、その理由についてSurface担当CVPのBrett Ostrum氏は9月、製品の数が限られるSurfaceでは載せるチップを慎重に選ぶ必要があると説明していました。ただ、サプライチェーンの情報では、AMDも12インチSurfaceの低価格モデル向けの候補に残っており、Surfaceにはx86ではなくArmのチップで戻る見込みとのことです。このチップは、AMDが開発を進めているSound Waveとみられ、Armの高性能2コアと高効率4コアにRDNA 3.5の内蔵GPU(4CU)を組み合わせ、TDPは5〜10Wとされています。2026年のSurfaceに載ると噂されていたSound Waveは実際には載りませんでしたが、今回の計画では、試作機での検証を2027年第2四半期に始める予定とのことです。採用するかどうかは、3社のチップとも市場の状況を見てMicrosoftが決めるとしています。

廉価版はMacBook Neo並みの性能とメモリか。競合は第2世代MacBook Neoに

候補のうちWildcat Lakeは、最下位のCore 3 304でもPassMarkのマルチスレッドでA18 Proにほぼ並び(11,543対11,804)、Sound WaveもCPUのコア構成がA18 Proと同じで、どちらもMacBook Neoと同等の性能を持つチップです。また、メモリについては、MicrosoftがWindows 11 26H2から、メモリ高騰で増えた8GBメモリ搭載PCでの快適性を改善してきています。そのため、12インチSurfaceの低価格モデルは、性能を現行のSnapdragon X2 PlusからMacBook Neo並みに下げ、メモリも現行の最小16GBから8〜12GB程度に減らす可能性が高そうです。

MacBook Neoも2027年に、チップをA19 Proへ更新し、メモリを12GBに増やした第2世代が出る計画とされています。12インチSurfaceの低価格モデルが現行のMacBook Neo並みの性能とメモリ8GBで出た場合、第2世代MacBook Neoとは、性能で1世代、メモリで4GBの差が付きます。第2世代MacBook Neoは性能とメモリ容量を引き上げる一方、12インチSurfaceは逆に仕様を下げる見通しだけに、低価格モデルが性能面でどこまで食らいつき、価格をどれだけ抑えられるかが成功の鍵を握ることになります。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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