第2世代のGalaxy Z TriFoldについて、サムスンが発売時期の前倒しを検討していることが明らかになりました。価格は初代とほぼ同額を目標に、薄型軽量化と耐久性の向上も進めるとのことです。
第2世代Galaxy Z TriFoldは薄型軽量化と価格据え置きを目標に前倒しを検討
初代のGalaxy Z TriFoldは2025年12月3日に発表された、内側に2回折りたたむ三つ折りのスマートフォンで、開くと10インチの画面が使え、折りたたんだ状態の厚さは12.9mmです。この画面を2つのヒンジで折りたたむ構造は製造コストが高く、米国では2026年1月30日に512GB・Crafted Blackの1構成のみが2,899ドルで発売されたものの、生産は約3万台の限定にとどまり、発売から約3か月で市場から退いたとされ、米国の公式ページも現在まで完売と明記したままです。

そんな初代TriFoldの後継にあたる第2世代について、リーカーのLanzuk(yeux1122)氏はNaverへの投稿で、サムスンが早期発売を検討しているとしています。同氏によると、第2世代のTriFoldは初代の12.9mmからさらに薄く軽く、耐久性も高めたうえで、価格は初代とほぼ同額にすることを目標にしているとのことです。あわせて、サムスンがTriFoldとは別に投入を予定している、画面を本体から引き出して広げるスライダブル端末についても、投入時期は前倒しされるとしています。
初代の限定生産は採算より技術力の提示を優先した結果で、第2世代は10インチの画面サイズを据え置いてパネルやヒンジの設計を引き継ぎ、生産量を増やす見込みだと7月の時点で伝えられてきました。ただ、折りたたみ市場は部品コストの急騰で縮んでおり、スマートフォン向けメモリの調達価格は1年で4.4倍に上がってSoCを抜き最も高い部品になっているため、部品が高いままの局面で同じ価格を保つには、生産量を増やして原価を下げる以外の手段が乏しく、初代とほぼ同額という目標は増産とセットでしか成り立たないと考えられます。
第2世代の発売時期は、7月に韓国メディアのETNewsが2027年7月頃に登場するGalaxy Z9シリーズと同時になる可能性を伝えていました。しかし、Lanzuk氏は7月13日の投稿で、コストなどの問題によりこの予定より遅れる可能性が高いとしており、その2か月後となる今回の投稿では一転して前倒しが検討されているとしています。
この方針転換の背景には、9月9日にAppleが初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表したことがあるとみられます。7月に挙がっていたコストの問題が解決したという話は出ておらず、サムスンはコスト負担が残ったままでも、iPhone Duoに対抗するため、可能な限りTriFoldの投入を早めることを推進しているようです。ただ、当初の登場予定は2027年7月であったため、2026年内の発売は難しく、早くても2027年春ごろの投入が現実的と考えられます。
初代TriFoldは日本未発売。第2世代はZ9シリーズと同時に発売?
初代のGalaxy Z TriFoldは日本では発売されず、2026年2月12日からGalaxy HarajukuとGalaxy Studio Osakaで実機の展示が行われましたが、サムスン電子ジャパンは日本での発売を予告するものではないとしていました。
ただ、初代は約3万台限定だったために販売地域が絞られましたが、第2世代は生産量を増やす計画が伝えられているため、Galaxy Z9シリーズを待たずに単独で発売される場合でも、初代のような限定販売ではなく通常モデルとして展開されれば、日本でも発売される可能性が出てきます。そのため、第2世代を日本で買いたい場合は、いつ発売されるかよりも、初代と同じ限定販売になるか、2027年に計5機種となる折りたたみスマートフォンの1つとして通常モデル扱いになるかで、日本で買えるかどうかが決まりそうです。

