AppleがMacBookへのOLED採用計画を組み替え、折りたたみ型を含む2機種の開発を取りやめたことが明らかになりました。MacBook Airは2030年までLCDのまま据え置かれる見通しです。
MacBookのOLED化は上位と2029年の新モデルに集約、Airは当面LCDのまま
AppleはiPadとMacBookのディスプレイを段階的にOLEDへ移す計画を進めており、MacではMac初のOLEDとタッチに対応するMacBook Ultraと呼ばれる14.3/16.3インチのMacBook Proが先陣を切り、2026年後半から2027年初頭に登場する見通しでした。また、その先にはiPadを折りたたんだような形のモデルや中間サイズのモデルなど、複数の派生モデルも計画していたようです。
しかし、ディスプレイ市場の調査会社Omdiaが公開した最新のロードマップでは、この派生のうち展開時16.1〜18インチ帯の折りたたみMacBookと、14.4〜16.1インチ帯のOLED MacBookの2機種が開発中止になったことを明らかにしています。折りたたみ型は当時は大型の折りたたみiPadとして伝えられていたもので、中間サイズのモデルは標準的なMacBook Proと折りたたみ機の間にラインアップされる計画だったようです。
また、この大規模なロードマップ再編でOLED版MacBook Airも姿を消したとのことです。元々、MacBook Airは2028年頃にOLEDを採用したモデルが計画されていましたが、最新のロードマップでは2030年までLCDを使い続ける計画に改められています。
ただ、このOLED版MacBook Airの代わりに、LCDのMacBook Airと上位のOLED MacBook Proの中間に、13.8インチのOLED MacBookを新しいカテゴリーとして2029年頃に投入する計画が立てられています。この13.8インチMacBookのパネルには発光層が1層のOLEDを採用し、上位向けに予定されている発光層を2層重ねたパネルより簡素なつくりになっています。これにより、部材と工程を抑え、OLED搭載MacBookを普及帯に置くための設計とみられます。このほかLTPO+バックプレーンやタッチセンサーの内蔵、画面下に隠すカメラを備えると伝えられていますが、価格や搭載チップ、製品名などは不明です。
mini-LED版のMacBook Proは2028年まで残る
MacBookシリーズに初めてOLEDが採用されるのは2027年登場のMacBook Proになる予定ですが、このOLED版MacBook Proが登場した後も現行のmini-LEDバックライトを使うMacBook Proは少なくとも2028年まで残り、OLED版とmini-LED版の2モデルが数年間並行して販売される見通しのようです。この判断には、メモリ価格高騰によりMacBook Proの価格が高くなっていることが影響しているとみられます。OLED化によりさらに価格が上がると、販売台数が大きく減少することを危惧しているようです。


