Appleが開発を進めている家庭向けのスマートホームディスプレイが、早ければ10月に発表される見通しであることが明らかになりました。
Appleのスマートホームディスプレイ、Siri AIの公開で10月発表が視野に
Appleはこの端末を、家電の操作や家族との連絡、音楽や動画の再生、Appleの各種サービスを一つの画面から扱う家庭用の製品として開発してきましたが、中核に据える新しいSiriの準備が整わず、投入は何度も延期されてきました。BloombergのMark Gurman氏も8月の時点では「2026年末までに登場する予定に変わりはない」としており、具体的な時期までは示していませんでした。
そのGurman氏が週刊ニュースレター「Power On」で、この端末の発表時期を早ければ10月に絞り込みました。延期の原因だったSiri側の機能は、9月14日にiOS 27で生成AIを使う新しいSiri「Siri AI」が公開されたことでほぼ解消しており、端末自体も社員の自宅で広く試験が進んでいるとのことです。
卓上型と壁掛け型の2モデル登場。カメラで家族を見分ける
端末は2モデル構成で、macOS 26.7の内部には、卓上型をJ490、壁掛け型をJ491というApple社内の開発コードで参照する記述が見つかっています。どちらも同じ小型の正方形の画面を使い、卓上型は机やカウンターに置く台座付き、壁掛け型は壁に固定する形で、画面はAmazonの画面付きスマートスピーカーであるEcho Showの多くのモデルより小さくなる見込みです。
この2モデルが載せるOSはSiri AIを中心に据えた専用のもので、iOS・tvOS・watchOSの見た目の要素を取り入れ、ホーム画面やウィジェット、選べる時計デザインを備えて、操作していない間も情報を出し続けられます。Siri AIには、手持ちのApple製品とアカウントにまたがった情報の検索や、以前共有された曲やポッドキャストの呼び出し、写真探し、アプリ内の操作を頼めるとのことです。
本体のカメラはビデオ通話に加えて家族の個人認識にも使われ、Face IDのような深度センサーは使わずに、前に立った人に合わせて予定やメモ、好みの音楽やニュースを出し分けます。ほかにスマートホームの操作やインターコム、音楽・動画の再生、カレンダー・メモ・リマインダーも使えますが、初期設定と一部の連携機能にはiPhoneが必要とされています。
日本での使い勝手はSiri AIの日本語対応次第
そのSiri AIは英語のベータ版として先行しており、日本語はフランス語や韓国語などとともに10月からベータ版に加わる予定です。利用には端末を対応言語に設定する必要があり、EUではiOSなどで当初提供されず、中国では提供自体がないなど地域ごとの制約もあります。端末の中核がこのSiri AIである以上、日本で米国と同じ体験になるかは、10月に始まる日本語版の進み具合に左右される可能性があります。
Siri AIに関してはiOS 27.2のベータ版で日本語対応が行われていることから、10月ごろの発売であれば、日本語にも発売時から対応すると見られます。また、このホームハブの初期設定にはiPhoneが必要とも言われているため、iPhoneを持つ家庭での使用が前提となるようです。


