Intelが2027年初めの量産を予定している次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」の暫定SKUリストがリークされました。Core Ultra 400シリーズとして、最大52コアのデュアルダイ構成を筆頭に35Wから175Wまでの13モデルが計画されています。
Core Ultra 400 "Nova Lake-S"は5種類のダイで最大52コア
VideoCardzが入手したロードマップ資料によると、Nova Lake-SのCPUコアにはP-CoreとしてCoyote Cove、E-CoreとしてArctic Wolfが採用され、NPU 6を搭載します。ダイは計5種類で、シングルダイの8コア(4P+4LPE)からデュアルダイの最大52コア((8P+16E)×2+4LPE)まで展開されます。すべてのダイでXe3 GPU 2コア、デュアルチャネルDDR、PCIe Gen5 24レーン、Thunderbolt 5×2が共通仕様です。
175Wの上位モデルを含む13 SKU
暫定SKUリストは以下のとおりです。
| ブランド | コア数 | 構成(P+E+LPE) | パッケージ | TDP |
|---|---|---|---|---|
| Core X? | 52 | (8+16)×2+4 | bLLC + CDIE x2 | 175W |
| Core X? | 44 | (8+12)×2+4 | bLLC + CDIE x2 | 175W |
| Core Ultra 9 | 28 | 8+16+4 | bLLC + CDIE | 125W |
| Core Ultra 9 | 28 | 8+16+4 | CDIE | 125W/65W |
| Core Ultra 9 | 22 | 6+12+4 | bLLC + CDIE | 65W |
| Core Ultra 7 | 24 | 8+12+4 | bLLC + CDIE | 125W |
| Core Ultra 7 | 24 | 8+12+4 | CDIE | 125W/65W |
| Core Ultra 7 | 16 | 4+8+4 | CDIE | 65W/35W |
| Core Ultra 5 | 22 | 6+12+4 | CDIE | 125W/65W |
| Core Ultra 5 | 12 | 4+4+4 | CDIE | 65W/35W |
| Core Ultra 5 | 8 | 4+0+4 | CDIE | 65W/35W |
| Core Ultra 3 | 6 | 2+0+4 | CDIE | 65W/35W |
※「bLLC+CDIE」は追加キャッシュダイを含むパッケージ構成。Core Ultra 5の22コアモデルにはGPU無効のF型番も用意されており、合計13 SKUとなります。
175Wの上位2モデルはブランド名が未定ですが、HEDTの後継にあたるCore Xシリーズになるとみられています。
DDR5-8000やWi-Fi 7対応。ソケットの将来互換も明記
プラットフォーム機能としては、DDR5-8000(ECC、CUDIMM/CSODIMMにも対応)、Wi-Fi 7統合、ディスクリートGPU用のPCIe 5.0 x16(4×4分岐対応)、チップセットからのPCIe 5.0 x4×3レーン、PCIe 5.0/4.0合算で最大8基のSSD接続、4系統の独立ディスプレイ出力が挙げられています。また、ソケットの前方互換性が明記されており、数世代に渡りLGA 1954ソケットが使用可能になる見通しです。
なお、ソケット前方互換の明記はArrow LakeでのLGA 1851が実質的に1世代しか対応しなかったことに対する不満を意識したものとみられ、自作ユーザーにとってはプラットフォームへの投資判断がしやすくなりそうです。
大容量キャッシュを備えたbLLCについては当初、デュアルダイ構成の製品にしか採用されない可能性も指摘されていました。しかし、今回のリークではCore Ultra 9とUltra 7の両モデルにも搭載されることが確認されており、AMDのZen 6世代で投入される3D V-Cacheモデルに対抗する姿勢がうかがえます。また、AMDのZen 6がデスクトップで最大24コアにとどまるのに対し、Nova Lake-Sは52コアのHEDT級モデルまでカバーするなど、従来のIntelデスクトップCPUとは異なるラインアップ戦略を打ち出しています。ただし、この幅広い構成が実際にどこまで訴求力につながるかは、価格設定や各モデルの性能次第といえそうです。


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