AMD Radeon RX 7700 XTの公式価格が値下げ。北米では$30値下げし$419から。日本円換算だと5000円ぐらい値下げ?!
AMDでは2024年2月28日から中国向けにのみ販売されていたRadeon RX 7900 GREを全世界で発売しますが、併せてアッパーミドルレンジモデルであるRadeon RX 7700 XTについて公式価格を$449から$419に値下げすることがアナウンスされました。
Radeon RX 7700 XTはRadeon RX 7800 XTと同時に発表されたモデルで、性能面ではRX 7800 XTにはCompute Unitを60基、256-bitのバス幅を持つGDDR6を16GB搭載するなど高めの性能の一方で、RX 7700 XTはCompute Unitは54基でバス幅は192-bitのGDDR6を12GB搭載などGPUコアは大きく減ってないのですが、メモリーの容量やバス幅が減らされたことでパフォーマンスが大きく落ちてしまっています。
ただ、その割に価格差は両者の間で$50しかなかったため初期のレビューではRX 7800 XTは評価が高かった一方で、RX 7700 XTは微妙と言われていました。
しかし、AMDが今回$30値下げすることでRX 7700 XTは$419から販売されることになり、RX 7800 XTとラインアップを明確に分けるとともに、NVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiの$399と言う価格に近付けることで競争力を高めることを狙っています。
北米では既に$419でRadeon RX 7700 XTの販売がされていますが、日本ではまだ価格が変動すると言った動きは見れません。
2024年2月27日時点ではRX 7700 XTの最廉価モデルは69,800円で販売されていますが、$30分がそのまま価格に反映されれば64,980円ぐらいで販売されることになりそうです。
ただ、性能面で近いNVIDIA GeForce RTX 4060 Tiは56,000円近辺で販売されている事を考えると、日本では少なくとも6万円を切らない限りRX 7700 XTが売れると言う事はなさそうです。
この辺りはAMDの戦略的な価格に期待したいところです。
コメント