Steamの調査でWindows 11のシェアが50%をはじめて突破。

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Steamの調査でWindows 11のシェアが50%をはじめて突破

ゲーマーの間では、Windows 11のOSセキュリティーを向上させるVBSや、そのうちの1機能であるHVCIなどがデフォルトで有効化されています。これらの機能はゲームプレイ時にパフォーマンスを下げるなどの問題があることが明らかになっています。ただ、これらのパフォーマンス低下を抑える手立てはあまりありません。Ryzen 9000シリーズ発売時の一部レビューでは、Windows 11 24H2導入によりパフォーマンスが15%ぐらい改善される事例も出ていましたが、これらはHVCIが無効化されていたため性能が上がっていたなど、未だにパフォーマンスへの影響がある機能になっています。

そのため、ゲーミングメインで使うPCではWindows 10を使い続けているユーザーも多く、Steamのハードウェア調査では長らくWindows 10のシェアが過半数を占めている状態になっていました。しかし、2024年8月のSteamハードウェア調査において、Windows 11のシェアが初めて50%を突破したことが明らかになりました。

Steamハードウェア調査によると、Windows 11のシェアは前月に比べて+3.36%伸びる一方で、Windows 10は-3.29%減少するなど、今回のWindows 11の増加分の多くはWindows 10からの乗り換えと見られる動きが記録されています。また、Windows 7やWindows 8.1など古いOSのシェアも減少しているため、これらOSユーザーも一部はWindows 11へ移行する方向で進んでいることが示唆されています。

なお、MicrosoftではWindows 10のサポートを2025年10月14日以降に終了することを明らかにしていて、Windows 10ではWindows 11への移行を促す巨大なポップアップを度々表示させるなど対策を強化しているため、今後もWindows 11へ切り替えるユーザーが増えると見られています。

Windows 11ではCPU側がTPM 2.0に対応する必要があり、これらに対応したCPUの多くは2018年以降に発売されたCPUであると言われています。しかし、Steamハードウェア調査を見ると、TPM 2.0に対応していないCPUに多い4コア構成のCPUを持つユーザーが17%近く存在しているため、Windows 11のシェアが増えると同時に、これらのCPUのシェアが減るか、Windows 11への移行ペースが大きく落ちるかのどちらかの展開が予測されます。

ただ、今後もWindows 11への移行が増えることは確実と言え、非対応ハードウェアもCPUが5年以上前のモデルであることから、そろそろ買い替え時とも言えます。そのため、もしWindows 11への移行をきっかけにCPUやマザーボードの買い替えを検討している場合は、2024年10月中旬に発売されるIntel Arrow Lake-Sや、2025年はじめに発売されると噂されるAMD Ryzen 9000X3Dなどの登場を待ってから買い替えるといいかもしれません。

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Windows 10に関しては、あと1年でサポート終了となるため、Windows 11へのアップグレードを行うユーザーは必然的に増えるものと見られています。ただ、パフォーマンスが下がる問題があるほか、新しいWindowsが登場する度に出てくる、親しんだOSが好きというユーザーが一定数いるため、あと1年以内にどこまでWindows 11のシェアを増やせるのか注目です。

また、MicrosoftもWindows 10のサポート終了が迫るにつれて、過激なアップグレードキャンペーンを行うものと見られていますので、MicrosoftがWindows 10ユーザー向けにどのような施策を用意しているのかも気になるところです。

ソース

Steamハードウェア&ソフトウェア 調査: August 2024 | Steam

https://store.steampowered.com/hwsurvey/Steam-Hardware-Software-Survey-Welcome-to-Steam

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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