Apple Vision Pro後継機は早くても2028年末。軽く安くする3つの計画は中止・棚上げに

Apple Vision Pro後継機は早くても2028年末。軽く安くする3つの計画は中止・棚上げに

Apple Vision Proの後継ヘッドセットの開発が停滞しており、発売されるとしても2028年末以降になる見通しであることが明らかになりました。

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軽く安いVision Proの計画はこの2年で3つ中止

Vision Proは2024年2月に米国で、同年6月に日本で発売されましたが、販売は伸び悩んでいます。9月初めには、Vision Pro関連の人員削減が社内の広い範囲に及んでいたことや、新CEOのJohn Ternus氏が、大衆市場に届くには嵩張りすぎて価格も高すぎるとして当初からVision Proに懐疑的だったことが伝えられていました。

そんな中、BloombergのMark Gurman氏がニュースレター「Power On」で伝えたところによると、Appleはこの2年で、Vision Proを軽く安くする計画を3つ中止または棚上げしていたとのことです。2年前に開発していたのは、処理や部品をMacなど別の機器に移し、頭に着ける本体を大幅に小さくする設計でしたが、Vision Proの販売が振るわず、資源をほかの製品へ回すと決めたため中止しています。その販売はいまも回復しておらず、Apple Storeの店員によると、世界の多くの店舗で月に1台売れれば良い方とのことです。

1年前には、目元をすっぽり覆う現行モデルの密閉型の見た目は保ったまま、より多くの部品を外付けのパックへ移す設計の「Vision Air」を棚上げしました。もう1つは、Vision Proが積むM5のようなMac向けのチップより性能を抑えたチップを載せて価格を下げる計画でしたが、こちらも中止されています。

後継は外付けパックか一体型かで定まらず、登場は早くても2028年末

こうした中止を経て、Appleは現在、コードネームN224で全面刷新した後継機を開発しており、約4つの案を検討しているとのことです。その中には、Metaが9月23日に発表したMeta VR Glasses(プロセッサーとバッテリーをケーブルでつないだパックに収めることで、顔に載る本体を約100gに抑えた1,299.99ドルの製品)と同じく、部品を本体の外へ出す案も含まれています。

ただ、Appleはヘッドセットの開発初期にも、処理の大半をMac Studioほどの大きさの家庭用機器に任せ、そこから無線でデータを送る設計に一度決めたものの、デザインチームの意向で取りやめています。現在も上層部の一部は、外付けのパックは使い勝手が悪いとみて、一体型に近い設計にとどめたい考えだとしています。試験中の案には、Vision Proの卵形の本体を残したまま、プラスチックやチタンなどの素材で軽くするものがあり、パックを使う案と並行して検討が続いています。

Appleは、より安く軽い製品が必要なことは分かっているものの、新しい方向性を探っている最中で、後継機の開発はかろうじて続いているだけの「生命維持装置」につながれた状態にあるとのことです。発売される保証はなく、出るとしても2028年末か2029年初めより前にはならない見通しです。

Appleが当面力を注いでいるのはディスプレイのないスマートグラスで、こちらは後継機より少なくとも1年早い2027年末までの発売を予定しています。Ternus氏は、頭部装着型デバイスが買い手に受け入れられなければカテゴリーそのものからの撤退も検討しうる姿勢とされているため、先に出るこのスマートグラスが売れなければ、後継機は発売まで進まない可能性があります。

そのため、Vision Proの後継機や廉価版などの派生モデルを待っているなら、Apple自身が開発に消極的で、仮に発売されても早くて2028年末と2年以上先になる点は考慮しておく必要があります。

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2026/09/28 更新
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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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