Google Pixel向けの9月更新(Android 17 QPR1)を適用したあと、アプリのスクロールやアニメーションが重くなったという報告が、Pixel 7からPixel 10aまでの幅広い世代で出ています。
9月更新を適用したPixel 7〜10aで動作が重くなる報告
Googleは9月15日から、四半期ごとに機能追加を伴って配信されるAndroid 17 QPR1を、9月更新としてPixel 6からPixel 10aまでの機種に段階的に配信しています。この更新では、配信直後の時点でPixel 7のスクロールやYouTubeの再生がカクつくという投稿が出ていました。
そんな中、Redditでは、Pixel 8 Proで最新の更新を適用した後にアプリのスクロールやアニメーションが重くなったというスレッドが立ち、Pixel 7からPixel 10aまでの利用者からも同様の報告が出ています。このうちPixel 8では、ブラウザやYouTube、Instagramが重くなってスクリーンショットの撮影に5〜6秒かかるほか、ホーム画面へ戻るときのアニメーションも乱れるとのことです。
さらに同じスレッドでは重さ以外の症状も出ており、Pixel 8 Proの投稿者は、YouTube Premiumで音声だけを再生しながら他のアプリに移ると、再生が止まったり無音になったりするとしています。Pixel 7では、操作せずに置いているだけでも電池が1時間に約3%減り、本体が温かくなるという報告もあります。
このスレッドのほかにも、Pixel 7a、Pixel 9、Pixel 9 Proで9月更新の後に動作が重くなったというスレッドがそれぞれ立っています。Pixel 9のスレッドでは、9月更新を適用するまでは問題なかったのに、適用直後から動作が重くなり、キーボード入力の遅れや発熱も出たと報告されています。Pixel 7aのスレッドでもアプリの起動や切り替え、キーボードの表示が遅くなったとされ、Pixel 9 ProではマップやChromeなどほぼすべてのアプリがカクつくとのことです。
ただ、9月更新を適用した直後にPixel 10 Pro XLが重くなったというスレッドには、20〜30分で正常に戻った、以前より速くなった、問題はないといった報告も複数あります。Pixel 9のスレッドにも問題が出ていない利用者がおり、すべてのPixelで重い状態が続いているわけではありません。
再起動で一時的に改善、Google Play経由の更新で直った例も
重くなった端末では、再起動すると一時的に軽くなるものの、再び重くなるという報告が出ています。一方で、Pixel 9では1日半ほど重い状態が続いた後に元に戻ったとされ、Pixel 10aではGoogle Play経由で届いた109MBの更新後に改善したという報告もあります。
Googleは9月27日時点で、この重さを9月更新の既知の問題として告知しておらず、修正の見通しも示していません。ただ、過去に「Google Play開発者サービス」で不具合が発生していたこともあるため、同サービスの更新が原因ではないかとの推察も出ています。
実際に、Google Play開発者サービスは、月例のOS更新とは別に自動で更新されるシステム部品で、9月も7日、14日、21日に更新が配信されており、不具合は次の月例更新を待たずにGoogle Play経由の更新で直る可能性があります。
ただ、Google Play経由の更新ではなく本体ソフトウェアが原因の場合、Pixelシリーズでは一度アップデートすると、以前のバージョンへ戻すには初期化が必要になります。そのため、重くなった場合は再起動でしのぎつつ、設定アプリの[システム]>[ソフトウェア アップデート]で届いている更新がないかを確かめるのが現実的な対応となります。


