ソケットAM4向け Ryzen 5000G シリーズに新モデルが投入へ。AM4は9年目でも現役?
AMDのソケットAM4は2016年秋に投入されたAMDのCPUソケットですが、2022年に後継ソケットのソケットAM5が登場した後もエントリーモデル向けとして新モデルが毎年投入されており、2024年終わりにもRyzen 5 5600TやRyzen 5 5600XTが新たに発売されています。そんなソケットAM4向けのCPUですが、2025年にも新モデルが新たに投入される予定で、ノートPC向けZen 3 APUをPC向けに転用したCezanneを内蔵したモデルが合計6モデル投入されることが明らかになりました。
| 製品名 | コア/スレッド | ベースクロック (GHz) | ブースト(GHz) | L2キャッシュ (MB) | L3キャッシュ (MB) | TDP | GPUコア数 | GPUクロック (MHz) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 5705GE | 8 / 16 | 3.2 | 4.6 | 4 | 16 | 35W | 8 | 2,000 |
| Ryzen 7 5705G | 8 / 16 | 3.8 | 4.6 | 4 | 16 | 65W | 8 | 2,000 |
| Ryzen 5 5605GE | 6 / 12 | 3.4 | 4.4 | 3 | 16 | 35W | 7 | 1,900 |
| Ryzen 5 5605G | 6 / 12 | 3.9 | 4.4 | 3 | 16 | 65W | 7 | 1,900 |
| Ryzen 3 5305GE | 4 / 8 | 3.6 | 4.2 | 2 | 8 | 35W | 6 | 1,700 |
| Ryzen 3 5305G | 4 / 8 | 4.0 | 4.2 | 2 | 8 | 65W | 6 | 1,700 |
CezanneはノートPC向けAPUをデスクトップ向けに転用したモデルのため、CPUは最大8コアで、L3キャッシュは合計16MBに抑えられている一方で、内蔵GPUにはVegaアーキテクチャーで構成されるコアを最大8コア搭載し、TDPは末尾Gのモデルが65W、省電力版を示すGE版が35Wに設定されています。
Ryzen 3 5305G、Ryzen 5 5605G、およびRyzen 7 5705Gは、従来のRyzen 3 5300G、Ryzen 5 5600G、Ryzen 7 5700GとCPUやGPU含めて同一の仕様と見られており、なぜモデル名を変えてあるのかは不明です。一方で今回新たに投入されているGEモデルはベースの動作クロックが通常版より0.4~0.6 GHzほど引き下げられており、それにより消費電力が35Wに抑えられているため、CPU性能を求めず、コストを抑えたいという用途などで需要があるのかもしれません。
なお、AMDはソケットAM4をいつまで使い続けるのか明らかにしていませんが、2025年9月で投入から9年を迎えるとともに対応するDDR4メモリもサムスンやMicronなど主力メーカーも生産を終了すると言われていますが、AMDがいつまでソケットAM4対応製品を投入し続けるのか、10年選手になるのかAM4ユーザーに限らず注目と言えます。
AMD breathes life into Ryzen 5000G family with six new chips — Cezanne with up to eight Zen 3 cores and 4.6 GHz boost clocks | Tom's Hardware

