Snapdragon Xの廉価モデルが9月に登場へ。15万円以下でCopilot+対応PCが手に入るように?

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Snapdragon Xの廉価モデルが9月に登場へ。15万円以下でCopilot+対応PCが手に入るように?

MicrosoftとQualcomm、そして各社OEMは6月にSnapdragon Xシリーズを搭載したCopilot+対応ノートPCを発表しましたが、これらの製品の多くが定価18万円以上と非常に高価なハイエンドモデルが中心で、多くのユーザーにとっては手の届かない存在となっています。しかし、Qualcommは2024年9月により手ごろなSnapdragon Xシリーズをリリースする見込みで、これらの製品を搭載したノートPCが$800(日本での販売価格は14.5万円前後)程度で販売される可能性があるようです。

現行のSnapdragon Xシリーズでは最廉価モデルが10コア搭載のSnapdragon X Plus X1P-64-100でしたが、9月6日からドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2024にて、8コア搭載のSnapdragon X Plus X1P-42-100という廉価版Snapdragon X Plusが正式発表されることがリーカーのevleaks氏から明らかになっています。

このSnapdragon X Plus X1P-42-100は、CPUコアが8コアに減るほか、GPUの性能も上位モデルの3.8 TFLOPsから1.7 TFLOPsへ大きく低下します。しかし、Copilot+の動作に必要なNPUは上位モデルと同じ45 TOPsの性能を持っているほか、4K 60Hzでの3画面出力が可能であるなど、日常やビジネス用途で性能や機能が不足しないスペックに収められています。

なお、現行のSnapdragon Xシリーズを搭載するノートPCの多くはハイエンドモデルで、凝ったデザインや高画質なディスプレイを備えた製品が中心です。しかし、この廉価版Snapdragon X Plusを搭載したノートPCが$800程度で販売されるためには、各メーカーがどのような妥協を行うのかが注目されます。

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Snapdragon Xシリーズについては、大々的な発表会やプロモーション活動も行われたため期待は高かったものの、Copilot+の目玉機能の1つだったRecallの投入が延期され、ノートPCもハイエンドモデルが中心で、一般ユーザーが手に入れやすい価格帯の製品は少ないため、大々的なプロモーションが行われた割には販売が伸び悩んでいました。

しかし、9月に投入されると言われている廉価版Snapdragon X Plus搭載ノートPCは、北米では$800という価格設定のため、M2 MacBook Airよりも安価になります。Back to Schoolシーズンには若干間に合わないものの、バッテリーの持続時間や性能、薄さ軽さなどが学生ユーザーを中心にある程度の人気を集める可能性があります。日本では$800という価格が、$=180円換算で14.5万円前後になると考えられ、この価格帯であればM2 MacBook Airよりも安いため、Snapdragon X搭載ノートPCはそこそこの人気が出るかもしれません。

ソース

evleaks | X (Twitter) 非公開アカウント

https://twitter.com/evleaks/status/1829394742418817486

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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