Snapdragon 8 Gen 4のグラフィックス性能はApple M2に対して10%高い性能に。CPU性能も飛躍的に高まる見通し

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Snapdragon 8 Gen 4のグラフィックス性能はApple M2を10%上回る性能になる見込み。CPU性能はA17 Proを30%以上上回る?

Qualcommは、独自開発のカスタムコア「Oryon」をノートPC向けSoCであるSnapdragon X Eliteに搭載し、将来的にはこのコアをスマートフォン向けSoCのSnapdragon 8 Gen 4にも採用する計画です。この変更により、CPU性能が大幅に向上し、Apple Aシリーズと競合できるレベルに達することを目指しています。さらに、QualcommはSnapdragon 8 Gen 4のグラフィックス性能向上のためにも、GPUにも新しいアーキテクチャを導入する予定です。

Tech_Reve氏の情報によると、Snapdragon 8 Gen 4に組み込まれる予定のGPUであるAdreno 830は、現時点でApple M2 GPUよりも約10%高い性能を有しているとされ、3DMark Wild Life Extremeで約7200ポイントを記録しているとのことです。このスコアはApple M2を搭載したiPad Proよりも5.8%高いものであり、顕著なグラフィック性能の向上を示しています。

CPU性能に関する情報もわずかに公開されており、Geekbench 5の結果ではシングルコアで約2000ポイント、マルチコアで約8600ポイントを獲得しているようです。さらに、Geekbench 6ではシングルコアで2800ポイント以上、マルチコアで10000ポイント以上を獲得する見込みです。

Geekbench 6のシングルコアでの2800ポイントは、iPhone 15 Proに搭載されているApple A17 Proと比較して約5%低いものの、マルチコア性能はA17 Proの7300ポイントを大幅に上回る35%以上の優れたパフォーマンスを示しています。これはApple M2の9500ポイントをも凌駕するものであり、その性能の高さが伺えます。

Snapdragon 8 Gen 4は、TSMCの3nmプロセスの改良版であるN3Eプロセスを採用する予定で、これにより大きな性能向上が期待されています。新しいAdreno 830 GPUはその性能で驚かせていますが、CPUの面ではSnapdragon X Eliteと同じOryonコアを使用しつつ、製造プロセスがさらに進化しています。この変更により元々高性能であったOryonコアのポテンシャルをさらに引き出すことに成功しており、スマートフォン向けSoCながらも、タブレット向けSoCに匹敵する性能を発揮しています。このため、将来のApple A18 Proなどとどのように競合していくのか、注目されています。

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