サムスンとQualcommが将来的にAMD FSRに対応する可能性。ミドルレンジスマホでもゲームが快適に?

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サムスンとQualcommが自社のSoCをAMD FSRに対応させる事を決定か。ミドルレンジスマホでもゲームが快適に?

近年のスマートフォン向けゲームでは、非常に高度なグラフィックスを特徴としており、要求される性能は年々高まっています。例えば、AppleのiPhone 15 Proでリリースされた「バイオハザード」では、スマートフォンでありながらレイトレーシングに対応し、PCやコンソールゲーム機に劣らないグラフィックスを実現しています。このようなグラフィックス性能への高まりを背景に、サムスンやQualcommは、将来投入する自社開発のSoCでAMDのアップスケーリング技術FSR(FidelityFX Super Resolution)を採用するためにAMDと共同開発を行う可能性があると見られています。

Tech_Reve氏によると、サムスンとQualcommはAMDのFSRをスマートフォンに適用するために共同開発することを決定したそうです。この共同開発は、サムスン、Qualcomm、そしてAMDにとって、NVIDIAのDLSSやAppleのMetalFXといった他のアップスケーリング技術と競合することを目的としているようです。

AMDのFSRは幅広いGPUに対応するアップスケーリング技術であり、特にRDNAアーキテクチャをベースにしたサムスンのExynosは、対応が比較的容易かもしれません。ただし、現在のFSRは主にPCのディスクリートGPUでの使用を目的としており、スマートフォン向けには低消費電力化に焦点を当てた改良などが必要となるため、即座には実装されまないと考えられています。そのため、早ければ2025年に登場するSnapdragon 8 Gen 4やExynos 2500を搭載したフラッグシップスマートフォンから対応が始まると予想されます。

AMDのFSRがスマートフォンにも適用される事になればハイエンドスマートフォンではより高画質かつ高フレームレートでゲームを楽しめる他、対応するSoCが登場すればミドルレンジスマートフォンでもグラフィックス性能が求められるゲームをプレイする事が可能になるかもしれません。これは特にスマートフォンの本体価格が高騰する中で、消費者にとっては大きなメリットとなる機能ですので、サムスン+Qualcomm+AMDが共同で開発するFSRについては期待がかかります。

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