Ryzen 7 9800X3D が欧州で値上げ。日本も影響を受ける可能性?

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Ryzen 7 9800X3D が欧州で値上げ。日本も影響を受ける可能性?

AMDが2024年11月7日に発売したRyzen 7 9800X3Dは、高いゲーミング性能から発売日に売り切れるなど人気が集中し、日本を含む世界中で品薄状態が続いている製品です。そんなRyzen 7 9800X3Dですが、欧州の量販店では入荷がほとんど行われず、発売当初の価格から直近の入荷分で値上げが実施されていることが明らかになりました。

Ryzen 7 9800X3Dは欧州では発売当初に€529というメーカー希望小売価格が設定されており、AMD公式ストアやMindfactoryなどではこの価格に近い販売価格で発売されていました。

しかし、その後の再入荷が2024年12月末まで行われない可能性が高まる中、AMDの公式ストアやMindfactoryでは価格が€542~€549に改定され、発売当初より約3%の値上げが行われたようです。

AMDによると、この価格改定は為替レートの変動を反映するためとのことですが、実際にRyzen 7 9800X3Dの価格決定が行われた10月末に対して、11月末時点ではUSD/EURレートが約5%ほどドル高・ユーロ安にシフトしています。今後もこの傾向が続けば、再入荷時には発売当初より割高になることが確実と言えそうです。

なお、この欧州での価格改定は為替レートの変動によるものとAMDが説明しているため、日本でも今後の為替動向によっては影響を受ける可能性があります。ただし、幸いにもRyzen 7 9800X3Dの価格設定が行われた10月末ごろの為替は1ドル=約153円前後であり、2024年11月23日時点では1ドル=154.8円と円安に振れていますが、変動は1.5%以内でユーロほど大きな動きは見られません。また、Ryzen 7 9800X3Dの販売価格自体には代理店や輸送コストが含まれていると考えられますが、それでも1ドル=165円とマージンを大きく取った設定がされているため、すぐに円安の影響で値上げになるとは考えにくい状況です。ただし、このまま円安が続けば価格改定が行われる可能性は十分にあるため、Ryzen 7 9800X3Dを狙っている人は在庫がほとんどありませんが、入荷情報を確認して早めに購入することをおすすめします。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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