NVIDIA GeForce RTX 5000の最上位モデルはGDDR7採用。消費電力増により基板が縦置きレイアウトに?

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NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズ最上位モデルではGDDR7を384-bitバスで搭載。消費電力増加で基板が縦置きレイアウトに変更?

NVIDIAでは現行のGeForce RTX 4000シリーズに搭載されているAda Lovelace GPUの後継として2025年にBlackwellアーキテクチャーを搭載したGeForce RTX 5000シリーズの投入を計画しています。

このRTX 5000シリーズに搭載されているBlackwellアーキテクチャーは2024年末にサーバー・データセンター向けに投入されるGB100系に加えて、GPUの内部構成などをゲーミング向けに最適化したGB20Xが搭載される見込みになっていますが、今回このRTX 5000シリーズの最上位モデルについてメモリー構成やGPUクーラーに関するリーク情報が出現しました。

リーカーのKopite7kimi氏は過去にRTX 5000シリーズの最上位モデルについては512-bitのバス幅になるとリークしていましたが、この情報は誤りだったようで正しくは最大384-bitのバス幅になるとのことです。ただ、前回まで明らかにされていなかったメモリーの種類についてはGDDR7が搭載される方向でNVIDIAは検討をしているようです。

GDDR7については32 Gbps程度の速度が見込まれるため、384-bitのバス幅であれば帯域幅は1536 GB/sと現行のRTX 4090の1.5倍程度の帯域幅となり、エンタープライズ向けのHopper H100の一部モデルと同等レベルの帯域幅を有する事になります。これによりゲーミング性能はもちろんの事、生成AIなどの用途に置いても非常に高いパフォーマンスを発揮すると考えられます。

GeForce RTX 4090 Tiで採用された縦置き基板レイアウトを採用。消費電力がRTX 4090より増える可能性も

Kopite7kimi氏はメモリー構成に加えて、GeForce RTX 5090とRTX 5080のFounders Editionについてはお蔵入りとなったGeForce RTX 4090 Tiで採用されていた縦置き基板レイアウトが採用される見込みであることを明らかにしています。

GeForce RTX 4090は基板は縦置きで4スロット厚で発売する事が検討されていた可能性。

この基板を縦置きにする理由としては、空気が通り抜ける面積を増やす事で冷却性能を向上させる意図があります。ただ、デメリットとしては基板を縦に置くためグラフィックカードの厚さが増えてしまい、このレイアウトを採用していたと言われているGeForce RTX 4090 Tiでは4スロット厚であった事が明らかになっています。またヒートパイプやフィンスタックを大量に搭載するためコストの高騰も心配されます。

メリットとデメリットを見ると、デメリットの方が多そうな基板縦置きレイアウトですが、NVIDIAがGeForce RTX 5090とRTX 5080でこれらを採用するという事は恐らくGeForce RTX 4090を超えるような消費電力になってしまう可能性があると言えます。ただ、RTX 4090 Tiの様に市販化直前で見直される可能性もあります。

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