AMD Radeon RX 7800 XTが発売5日で6500円値下げし、8万円を切る価格に。コスパ最高のグラフィックカードに進化

この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!
目次

AMD Radeon RX 7800 XTが発売5日で6500円値下がり。価格は8万円を切り、GeForce RTX 4070並みの性能でありながら5000円以上安価に。

AMDでは2023年9月6日にRadeon RX 7000シリーズの内、アッパーミドルレンジのRX 7700 XTとハイエンドモデルのRX 7800 XTの2モデルを発売しました。この2つのモデルの内、RX 7800 XTについては性能がGeForce RTX 4070と同等ながらVRAM容量は16GBと多い一方で、価格は北米などではRTX 4070の$599に対して$100安価な$499で販売が行われています。

AMD Radeon RX 7800 XTは2023年に発売されたグラフィックカードで最も勢いがある初日販売を記録 (gazlog.com)

その結果、北米を中心にコストパフォーマンスの高さからRX 7800 XTは久しぶりのヒット作と言える販売台数を記録しているようです。しかし、日本においては円安の影響や発売日などは俗にいうご祝儀価格に設定されていたため、RX 7800 XTの最安値モデルは85,800円とRTX 4070の実売価格を上回る状態でしたが、発売から5日経過すると一転、GeForce RTX 4070を追い詰める様な戦略的な価格に大きく値下がりしています。

Radeon RX 7800 XTは発売日から6500円値下げの7.9万円前半に。GeForce RTX 4070より5000円以上安価に

Radeon RX 7800 XTについては上述の通り発売時の最安値は玄人志向製のRD-RX7800XT-E16GBと言うモデルが85,800円で販売されていましたが、発売から5日目となる9月13日時点で約6500円値下げとなる約7.9万円での販売が行われ始めています。

一方で、ライバルであるGeForce RTX 4070については発売当初の99,800円からは大きく値下がっていますが、ここ最近の価格は横ばい傾向が続いています。そのため、2023年9月15日時点では84,980円が最安値となっており、Radeon RX 7800 XTと比べると約5700円ほど高価になっています。

Radeon RX 7800 XTとGeForce RTX 4070の性能差はレイトレ含め無いに等しい?

Radeon RX 7800 XT vs. GeForce RTX 4070, 45 Game Benchmark @ 1080p, 1440p & 4K – YouTube

海外のテック系YoutuberであるHardware UnboxedではRadeon RX 7800 XTとGeForce RTX 4070を45のタイトルで性能比較する動画を挙げていますが、両者を比べるとレイトレーシングを含めてもほとんど差が無い状態にあるようです。

1080p解像度においてはラスタライズのみのゲームで比べるとRX 7800 XTがRTX 4070を平均5%上回る結果になっている一方で、レイトレーシングのみではRX 7800 XTが4%劣る結果になっています。レイトレーシングにおいてはCyberpunk 2077のRT Ultra設定が足を引っ張っているだけでこの結果を除くと平均-1.5%と誤差範囲になります。

1440p解像度ではラスタライズ性能はRX 7800 XTが7%優れる結果になり、レイトレーシングにおいては-2%劣る結果になっています。RTX 4070ではバス幅が192-bitである一方で、RX 7800 XTでは256-bitである事に加え、VRAM容量が16GBと大容量であるため、VRAMを大量に消費するレイトレーシングにおいても同等レベルにまで追いついています。

NVIDIAのGeForce RTX 4070については発売間もない頃は生産が一時停止されるなど高すぎる価格がネックとなり売れていませんでしたが、8.5万円前後で販売されるようになってから比較的コストパフォーマンスが高いモデルとして人気が出始めていました。しかし、Radeon RX 7800 XTについてはRTX 4070とレイトレーシング含めても同等性能であり、VRAM容量が16GBと大容量、そして最新の価格はRTX 4070より5000円以上安価など恐らく、ゲーム用途でグラフィックカードの購入を考えている人であれば検討するべきグラフィックカードと言える出来になっています。

ただ、ここで気になるのがNVIDIAの動きです。海外ではRTX 4070のメーカー希望小売価格は$599ですが、RX 7800 XTの登場に伴い一部では$549に値下げしての販売が行われています。そのため、日本でもRX 7800 XTが急激な値下げを行った事で、NVIDIA側も何かしらの動きを日本で見せるかもしれませんので、このクラスのグラフィックカードの購入を検討している人はRTX 4070とRX 7800 XTの価格に注目しておいた方が良いです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
プロフィールはこちら

コメント

コメント一覧 (2件)

  • レイトレに関してはその使用度合いが低ければ4070と戦えるが、高いとレイトレ性能差自体は1.6倍もあるので1ランク以上低いことも普通にあるので注意。
    レイトレも意識するなら7800XTではなく7900XTXがよい。
    7900XTXならレイトレ性能は4070並みである程度本格的かつ実用的な能力がある。

  • ミドルくらいのスペックでレイトレだと、アップスケーリングでも設定下げないときつくて画質も微妙になって本末転倒になるからなあ・・

    FSR3がDLSS3にどこまで迫れるかでまた人気でそうなGPU

コメントする

目次