PlayStation 5の販売ペースが鈍化。PlayStation 4に対して下回る販売ペースに

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PlayStation 5の販売ペースが鈍化。PlayStation 4に対して下回る販売ペースに

ソニーは2024年第一四半期の決算発表を行い、音楽やゲーム事業などが好調であることから営業利益など通期の見通しを上方修正しました。しかし、中身を見てみると肝心のPlayStation 5 (PS5)の販売台数は販売ペースが鈍化しており、PlayStation 4 (PS4)に対しても遅れを取り始めている状況が明らかになりました。

PS5は発売当初、パンデミックによるゲーム需要の増加に加え、半導体不足の影響で販売台数の伸びは限定的でしたが、それでもPS4と同程度の販売台数を維持していました。

しかし、発売から1年経過したところからPS4を下回る販売台数を記録するようになり、2023年第3四半期に新型PS5を発売するもPS4を上回る販売ペースは達成できず、2024年に入ってからは販売ペースが明らかに落ち始めています。

この原因について、アナリストたちはファーストパーティー製の目玉となるゲームが最近発売されていないことが主因と指摘しています。

基本的に、最近のゲームは特にサードパーティー製の場合、PS5以外にもXBOXやPCでリリースされるため、わざわざPS5を購入する必要がありません。そのため、PS5独占となるファーストパーティー製ゲームがハードの売り上げに大きく貢献します。しかし、例えばその筆頭でもあるGod of WarやSpider-Manシリーズに関しては2024年度に発売される予定はなく、早くても2025年に発売されると言われています。そのため、ハードの販売鈍化が見られています。

ソニーも手をこまねいているわけではなく、2024年10月ごろには性能を強化したPlayStation 5 Proが発売される予定です。また、2025年にはファーストパーティー製ゲームに加えて、コンソールゲーム機で先行発売されるGTA 6も登場することから、販売ペースの加速が期待されています。しかし、少なくとも2024年中はPS5 Proなど新ハードが発売されても、価格が高くなることが予想されるため、これが起爆剤となる可能性は低く、2025年までは販売が上向く要素は少ないと言えそうです。

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PS5は発売当初は品薄が続いていたため、人気がある感じがありましたがこの品薄が解消されると案外プレイするゲームが無かったり、PS5でしかプレイできるタイトルが少なかったりと魅力的な独占タイトルが明らかに不足している状態であると言えます。ただ、ソニーも2025年にはファーストパーティー製ゲームを続々と出す計画である他、GTA 6など期待のサードパーティー製タイトルも登場するため、今後はライフ末期に向けて販売ペースを維持または伸ばすことができるのか注目となります。

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