Google Pixel 11はMediaTek製モデムに変更。Pixel史上最も省電力とGoogleがアピール

Google Pixel 11はMediaTek製モデムに変更。Pixel史上最も省電力とGoogleがアピール

Google Pixel 11シリーズに搭載されるモデムがサムスン製からMediaTek製へ切り替わり、Googleによると、このモデムはPixel史上最も省電力性に優れたものになるようです。

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Tensor G5まで残っていたサムスン製モデムがPixel 11で入れ替え

Pixelのモデムは、Pixel 6で初代Tensorを採用して以来サムスン製が続いてきました。2024年12月にはPixel 10でのMediaTek採用が伝えられ、チップ本体を自社設計・TSMC製造へ移したTensor G5が切り替えの節目とみられていましたが、Tensor G5でもサムスン製のExynos 5400が継続採用され、実現しませんでした。

2025年10月にPixel 11でのM90採用が伝えられた際には根拠がブートローダーの表示だけでしたが、今回は米連邦通信委員会(FCC)の登録書類と実機のベースバンド表示で切り替えが確認され、Pixel 10で見送られた入れ替えが1世代遅れで実現しています。

そんなPixel 11シリーズの内蔵モデムについて、日本語版Googleストアの製品ページには、Google Pixel史上最も省電力性に優れたモデムを搭載していると記載され、あわせて高速で信頼性の高い接続や強力な信号受信もうたわれています。ただ、最上級の表現が使われているのは省電力性だけで、速度については「高速」とするにとどまっています。MediaTek自身も2025年2月のMWC 2025で、M90はAIを使った電力最適化により平均消費電力を競合製品と比べて最大18%削減できると公称しており、今回の切り替えの狙いは通信速度よりも電池持ちとみられます。

一方で、その省電力性がどれだけ改善したのかを示す数値や、比較対象がPixel 10なのか競合機なのかは示されていません。加えて脚注には「量産前の試作機を研究所の管理された条件で測定した」とも記載されており、具体的な計測条件は不明です。また、同じ製品ページでは、Tensor G6のTPU性能が50%向上し、ブラウジングが25%高速化、CPUの省電力性が最大20%向上したという数値も並んでいる中で、モデムにだけ具体的な数値が記載されていないことから、改善幅が単独で訴求できるほどの大きさではない可能性があります。

性能は大まかに据え置きながらもバッテリー持続時間を改善?

Pixel 11シリーズに内蔵されるTensor G6は2nmを見送ってTSMCの改良版3nmで製造されており、シングルコアこそ前世代から7.0%伸びたものの、Geekbench 7ではマルチコアが前世代を11.5%下回るほか、3DMarkのGPUテストでもTensor G5を17%下回る結果が出ており、初期のベンチマークであるためまだ改善される余地はあるものの、Pixel 10シリーズのTensor G5に対して大幅な性能向上は期待できない世代になっています。一方で、Tensor G6自体の省電力性能が向上するとされているほか、モデムも省電力性が改善されていることから、GoogleはPixel 11シリーズで性能向上よりもバッテリー持続時間の改善に力を注いだとも言えそうです。

なお、Pixel 11シリーズの国内発売は8月20日で、このモデムの性能についても発売後に詳細が明らかになるとみられます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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