2027年春投入とされる標準モデルのiPhone 18が、メモリ容量を12GBへ引き上げ、iPhone 18 Proで初採用される小型化された新しいDynamic Islandを搭載するようです。
メモリの差はダイの枚数で。9GB据え置きはiPhone 18eのみに
現行のiPhone 17は2GBのLPDDR5Xを4ダイ搭載して合計8GBを確保していますが、iPhone 18世代ではAI対応のための容量増加が見込まれていました。TF International SecuritiesのMing-Chi Kuo氏は6月、その方法としてダイを1.5GBへ共通化し、搭載する枚数だけで上位と下位の容量に差をつける設計を予測しており、標準モデルのiPhone 18とiPhone 18eはそろって1.5GBのダイ6枚で9GBに抑えられるという見立てでした。
こうした中、GF SecuritiesのアナリストであるJeff Pu氏は最新のレポートで、標準モデルのiPhone 18のメモリを12GB、iPhone 18eを9GBと予測しました。独自の情報源とサプライチェーンへの確認を踏まえた内容で、両モデルは同じA20チップを積みながら容量が分かれ、iPhone 18は現行の8GBから1.5倍への増量となります。
Kuo氏の予測と食い違うのは標準モデルの容量だけで、ダイの枚数で容量差をつける構造そのものは両者で共通しています。12GBならiPhone 18 Pro/Pro Maxと横並びになるうえ、iPhone Air 2も12GBを維持する見通しのため、9GBのまま残るのは最も安いiPhone 18eだけです。これまでProと標準モデルを分けていたメモリ容量の差は、iPhone 18とiPhone 18eの間につくことになるとみられます。
ただ、iPhone 18 Pro向けの試算では12GB分のDRAM調達コストが約145ドルに達し、約39ドルからの大幅な上昇が見込まれています。標準モデルが同じ12GBを積むならこの負担も同規模でかかるうえ、Appleはメモリ不足で2026年の出荷計画を引き下げるほど調達に苦しんでいるため、容量の差はそのままiPhone 18eとの販売価格の差として表れる可能性があります。
新しいDynamic Islandも2027年春の下位モデルへ
Dynamic Islandは2022年にiPhone 14 Proへ初めて搭載されましたが、同年の標準モデルiPhone 14はノッチのまま据え置かれ、翌2023年のiPhone 15でようやく標準モデルにも広がりました。小型化された新しいDynamic Islandも、まずは2026年9月に発表されるiPhone 18 Proに搭載されると伝えられています。
Pu氏は今回のレポートで、この新しい形状が標準モデルのiPhone 18にも採用されるとしており、Proから標準モデルへの移行はiPhone 15のときの1年から約半年へ縮まると考えられます。そのため、2026年9月のiPhone 18 Proで採用される新しいDynamic Islandの形状が、そのまま2027年春に登場するiPhone 18にも採用される見通しです。


