IntelのDDR4対応CPU「Raptor Lake Next」は上位Core 5が旧Core i7級に。一部スペックが判明

IntelのDDR4対応CPU「Raptor Lake Next」は上位Core 5が旧Core i7級に。一部スペックが判明

IntelがDDR4の使えるLGA1700向けに投入する「Raptor Lake Next」が、8月からベトナムで出荷されていることが分かりました。出荷の記録にはクロックとキャッシュの容量も載っており、最上位のCore 7は現行のCore i7-14700と同等になる見通しです。

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Raptor Lake Nextは8月から出荷済み。4モデルのクロックとL3容量が判明

Raptor Lake Nextは、DDR4が使えるLGA1700向けにIntelが2027年初頭に投入するとされる3度目のRaptor Lakeで、6月にはリーカーのJaykihn氏がデスクトップ向けのコア数と消費電力の構成を示していましたが、クロックは分かっていませんでした。

そんな中、Club386によると、通関データには、Intelの組み立てと検査の拠点があるベトナムから、Raptor Lake Nextのデスクトップ向け4モデルが2026年8月以降に出荷された記録があり、ベースクロックとL3キャッシュの容量も載っていたとのことです。

6月に示された構成と照らし合わせると、L3キャッシュが33MBのモデルは8P+12EのCore 7、30MBのモデルはCore i5-14600Kの後継となる8P+8EのCore 5、24MBの2モデルは6P+4EのCore 5とみられます。このうちCore 5に当たる3モデルは、ベースクロック3.5GHz・L3 30MBと2.6GHz・24MBで、いずれも現行のRaptor Lakeにはない組み合わせです。

スクロールできます
記録上の番号ベースクロックL3キャッシュ想定される構成と消費電力近い現行モデル
(ベースクロック・L3)
99DLMT2.1GHz33MBCore 7(8P+12E・65W)Core i7-14700
(2.1GHz・33MB)
99DLMV3.5GHz30MBCore 5(8P+8E・125W)Core i5-14600K
(3.5GHz・24MB)
99DLMW2.6GHz24MBCore 5(6P+4E・65W)Core i5-14400
(2.5GHz・20MB)
99DLMX2.6GHz24MBCore 5(6P+4E・65W)Core i5-14400
(2.5GHz・20MB)

Core 7はCore i7-14700と同等。Core 5は現行モデルより強化

Raptor Lake Nextは現行のRaptor Lake Refreshのシリコンをそのまま使う製品とされており、Core 7はコアの構成と消費電力に加え、ベースクロックの2.1GHzとL3の33MBもCore i7-14700と同じです。

8P+8EのCore 5は、Core i5-14600KからP-Coreが2基、L3が6MB増えてもベースクロックは3.5GHzのままで、コアの構成とL3が同じCore i7-13700K(3.4GHz)より0.1GHz高くなっています。そのCore i7-13700Kは、Core i5-14600Kよりマルチスレッド性能がCinebench 2024で約22%、Cinebench R23で約16%高い一方、シングルスレッド性能はGeekbench 6とPassMarkでほぼ同じです。

6P+4EのCore 5も、同じ構成のCore i5-14400よりベースクロックが0.1GHz高い2.6GHzで、L3は6月の時点で伝えられていたとおり、通常の20MBから24MBに増えています。

登場は予定どおり2027年初頭か。Alder Lakeからの乗り換えに最適?

2027年初頭という登場時期を示したGIGABYTEは、変更点に「今後のCPUへの準備」を挙げたLGA1700マザーボード向けのBIOSを9月29日付で公開しています。マザーボードメーカーは実物のCPUで動作を確かめてから対応BIOSを出すため、8月に出荷が始まり、その後にBIOSが公開されたRaptor Lake Nextは、登場に向けて予定どおり進んでいるとみられます。

Core i5-12400など第12世代Core(Alder Lake)をDDR4で使っている人がCore Ultraへ移ると、マザーボードに加えてDDR5のメモリも買い直すことになり、メモリだけでも32GBで約8.4万円かかります。Raptor Lake NextならBIOSを更新するだけでメモリもマザーボードもそのまま使えるため、Alder Lakeからの載せ替えを狙ったCPUと考えられます。

Core i7クラスに替える場合は、Core 7とベースクロックもL3も同じ今のCore i7-14700を選んでも差はなさそうです。第14世代にない構成として加わるのはCore i5-14600Kの後継となる8P+8EのCore 5で、同じ構成のCore i7-13700Kは、Core i5-12400よりマルチスレッド性能がCinebench 2024で約2.3倍高くなっています。Alder LakeからならCore 7を選ばなくても、このCore 5で性能を大きく伸ばせる見通しです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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