GeForce RTX 5090 のゲーミング性能向上は平均20%留まる見込み。

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GeForce RTX 5090 のゲーミング性能向上は平均20%留まる見込み。

NVIDIAが2025年1月30日に全世界で一斉発売する次世代フラッグシップグラフィックカードのGeForce RTX 5090ではBlackwellアーキテクチャーで構成されるGB202 GPUを搭載することで合計21,760コアのCUDAコアを備え、メモリーには512-bitのバス幅で接続される28GbpsのGDDR7を合計32GB搭載、これにより帯域幅は1.8 TB/sと言うデーターセンター向けGPUにも迫る速度を実現しています。このように、スペックだけ見ても先代のRTX 4090に対して大幅パワーアップしているGeForce RTX 5090ですが、同グラフィックカードで肝心なゲーミング性能などのレビュー情報がリークされました。

ベンチマークGeForce RTX 4090GeForce RTX 5090
3DMark Fire Strike100%136%
3DMark TimeSpy100%133%
3DMark Speed Way (RT系)100%146%
ゲーミング全般(平均値)100%120%

Videocardzによるとレビューアー数名からまもなく公開されるレビュー結果を先行で入手したとのことですが、GeForce RTX 5090ではRTX 4090に対して3DMarkなどシンセティック・テストでは比較的良好なスコアを記録しており、3DMark FireStrikeやTimeSpyでは33~36%、レイトレーシング系ベンチマークである3DMark Speed WayやPort Royal、Steel Nomadでは約46%の性能向上を記録しているようです。

RTX 5090ではRTX 4090に対してCUDAコア数が33%増えているため、3DMark TimeSpyなどラスタライズ性能に関してはCUDAコアが増えた分なりに性能向上が見られるなどアーキテクチャー刷新による性能向上と言う観点では性能向上は見られていません。

一方で、レイトレーシングに関しては46%と大きく向上しており、より効率的に処理できるように改善されていることが分かる結果になっています。

ただ、この良好な結果はあくまで3DMarkなど限られたベンチマークだけの話で、実際に様々なゲームを用いてベンチマークした結果ではRTX 5090はRTX 4090に対して平均20%の向上しか見られていないとのことです。

RTX 5090では先代モデルに対してCUDAコア数が増えているほか、帯域幅もGDDR7化により1.8倍近く引き上げられていますがこれらの変更はゲーミングには大きく影響を与えないようです。また、消費電力も30%、価格も30%増えていることから、ゲーミング時のコストパフォーマンスで言うと先代のRTX 4090からほとんど変わっていないなど少々残念な結果になっていると言えそうです。

ソース

NVIDIA GeForce RTX 5090 3DMark performance leaks out | Videocardz

https://videocardz.com/newz/nvidia-geforce-rtx-5090-3dmark-performance-leaks-out

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • メモリちょっと速くしたくらいで性能変わらないのはグラボのメモリ業界では昔から同じ
    メモリが新しくなって帯域幅ガーとかよく見るけど、大切なのはアーキテクチャとCore数

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