Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」が発売されてから、開くと横長になるGalaxy Z Fold 8の韓国での販売が2割以上増えています。iPhone Duoでは内側画面の割れが問題になっており、価格の高さと納期の長さに品質への不安が加わったことで、Galaxy Z Fold 8へ流れる人が増えたとみられます。
Galaxy Z Fold 8の韓国での販売がiPhone Duoの発売後に2割以上増加
Galaxy Z Fold 8は、1週間で過去最多の144万台に達したGalaxy Z8シリーズの韓国での事前予約のうち、約7割を占めた4:3の横長モデルです。その販売台数は、韓国の通信業界によると、9月のiPhone Duoの発表後の1週間で前週より約10%増え、10月23日にiPhone Duoが発売されてからは1週間で20%以上増えたとのことです。
9月の伸びは、韓国ではiPhone Duoの256GBモデルがGalaxy Z Fold 8の256GBより4割以上高く、発売まで1か月以上待つ必要もあったことから、iPhone Duoを待っていた人の一部がGalaxy Z Fold 8に移ったものとみられていました。発売後のiPhone Duoでは内側画面がヒンジに沿って割れる報告が相次いでおり、Appleも少数の端末で起きていると認めて修理や交換に応じています。価格の高さと待ち時間の長さに品質への不安まで加わったことで、両機種を比べて買おうとしていた人がGalaxy Z Fold 8を選ぶ動きが強まったとみられます。
Galaxy Z Fold 8への流れは年明けまで続く見通し
サムスンもGalaxy Z Fold 8への関心が続くとみており、韓国で行っている残価保証付きの購入プログラムの受け付けを、10月末までの予定から11月末まで延ばしました。発売後の流れを強めたiPhone Duoの画面割れについては、組み立てを担うFoxconnの従業員によると、生産ラインで部材の一部が入れ替えられており、発売直後に出回った端末は入れ替え前、年明けに届く分は入れ替え後のものになります。ただ、Appleが供給を優先して一部緩めた品質検査の基準は戻していないとされています。Galaxy Z Fold 8への流れは入れ替え後のiPhone Duoが届き始める年明けまで続き、その後は届いた端末で割れが出ないかどうかで変わるとみられます。
日本でもiPhone Duoは256GBモデルで364,800円からと、サムスン公式オンラインショップで269,880円のGalaxy Z Fold 8の256GBモデルより約9.5万円高く、Apple Storeのオンライン配送も10月16日の予約開始から30分ほどで全構成とも2027年1月23日の到着予定になっていました。この価格差と在庫待ちに加え、内側画面の品質への不安もあるため、日本でもiPhone Duoを待っていた人の中からGalaxy Z Fold 8を選ぶ人が出る可能性があります。また、実際に購入を迷っている人も、特にiOSなどのエコシステムにこだわりがない場合は、価格や使い心地などを改めて確認してから購入した方がいいかもしれません。


