2027年夏に出る見込みのサムスンの次期折りたたみスマートフォンのうち、開くと横長になるGalaxy Z Fold 9と縦長のGalaxy Z Fold 9 Ultraは、背面カメラが今のGalaxy Z8シリーズから変わらない見通しです。光学3倍の望遠を使えるのは、引き続きGalaxy Z Fold 9 Ultraだけになりそうです。
Galaxy Z Fold 9とGalaxy Z Fold 9 Ultraのカメラは据え置き。5倍望遠は見送りか
サムスンは2026年7月、開くと4:3の横長画面になるGalaxy Z Fold 8と、従来の縦長の形を引き継ぐGalaxy Z Fold 8 Ultraを発表しており、2027年7月頃に正式発表が見込まれるGalaxy Z9シリーズでは、Galaxy Z Fold 9がGalaxy Z Fold 8の、Galaxy Z Fold 9 UltraがGalaxy Z Fold 8 Ultraの後継にあたります。
小型のFold 8は、Fold 8 Ultraより安い代わりに防塵と専用の望遠カメラを省いており、2機種の違いの1つが背面カメラの構成です。Fold 8が5,000万画素のメインと超広角の2眼なのに対し、Fold 8 Ultraは2億画素のメインと5,000万画素の超広角に、1,000万画素の光学3倍望遠を加えた3眼と言う違いがあります。
Galaxy Z Fold 9 Ultraについては、7月に望遠がGalaxy S27 Ultraと同じ5,000万画素の5倍ペリスコープに替わる可能性が伝えられており、カメラの強化が期待されていました。しかし、韓国のリーカーLanzuk氏によると、Galaxy Z Fold 9とGalaxy Z Fold 9 Ultraの背面カメラは、ハードウェアも構成もGalaxy Z8シリーズと同じで、Galaxy Z Fold 9 Ultraの望遠も3倍のままとのことです。11月1日には別のリーカーも、3倍望遠を含むGalaxy Z Fold 8 Ultraと同じ3眼の構成を投稿しています。
Galaxy Z9シリーズは電池・厚さ・重さを改善へ
2027年のGalaxy Zシリーズはいずれも電池・厚さ・重さが改善されるとのことで、Galaxy Z Fold 9は折りたたみ時の厚さを今の9.7mmから7.9mmにする目標も伝えられています。カメラの側では、2027年初めのGalaxy S27 Ultraがメモリ高騰を理由に3倍望遠を外して背面を4眼から3眼に減らし、可変絞りも見送る見通しで、5倍を足さずに3倍を残すGalaxy Z Fold 9 Ultraとは倍率こそ違うものの、どちらも背面は3眼に収まり、カメラの原価を抑えています。2機種は、改良をカメラより薄さと電池に振り向けたとみられます。
Galaxy Z Fold 9はiPhone Duoより薄い本体が目標。望遠を載せる余地はさらに小さく
Galaxy Z Fold 9は、Appleが2026年10月に発売した初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」の直接の対抗機と伝えられており、目標の厚さはiPhone Duoの折りたたみ時11.3mmを下回ります。iPhone Duoは、望遠カメラに要る奥行きが薄い本体に収まらないため、背面を4,800万画素のメインと超広角の2眼とし、ズームはメインを切り出す光学品質2倍までにとどめています。そのiPhone Duoより薄く、今回の情報でも2眼のままのGalaxy Z Fold 9では、望遠を載せる余地はさらに小さいとみられます。
iPhone Duoも専用の望遠が載るのは早くて2028年の第3世代で、2027年秋の第2世代は小規模な変更にとどまる可能性が高いため、2027年はGalaxy Z Fold 9とiPhone Duoのどちらも望遠を持たないまま並ぶことになりそうです。
Galaxy Z9シリーズが日本で投入されれば、2027年夏にGalaxy Z Foldを選ぶ際は、光学3倍の望遠で撮るかどうかがGalaxy Z Fold 9とGalaxy Z Fold 9 Ultraの分かれ目になる見通しです。


